夜中の11時。スマホを開いたら、見知らぬアカウントからDMが届いてた。
プロフィール写真はちゃんとある。フォロワーも200人くらい。でも全然知らない人。
「こんにちは、突然すみません。投稿を見て気になってしまいました」
…これ、どうする?
胸のあたりがざわっとした経験、きっとあるよねぇ。期待なのか不安なのか、自分でもよくわからないあの感覚。返信したら変なことになるかな、でも無視したら失礼かな、ていうか業者かな、でも写真ちゃんとあるし…って、スマホを持ったまま固まる。
社会人イベサーでもこういう話は本当によく聞く。「インスタでDMが来たんですけど、どうすればよかったんですかね」って、ぽつりと話してくれる女性参加者が後を絶たない。うまくいったケース、ひどい目にあったケース、両方を間近で見てきた。
DMを送ってくる男性には大きく4つのタイプがいる
ひとつ目は、純粋に気になって送ってきた人。これは実在する。珍しくはないよ。
ふたつ目は、出会い系サービスや副業・投資商材を売りたい業者。プロフィールが綺麗すぎたり、会話が早い段階でLINEやTelegramへの誘導になったりするのが特徴。
みっつ目は、遊び目的のナンパ。真剣な交際を求めているわけじゃなく、軽いやりとりの延長で会おうとしてくる。
よっつ目は、ロマンス詐欺を狙った詐欺師。これが一番タチが悪い。海外に住む日本人を装っていたり、イケメンの写真を使って感情的に依存させてから金銭を要求してくる手口が多い。
「どうせ業者でしょ」って思って全員シャットアウトするのも、正直もったいないことがある。でも「いい人そう」って雰囲気だけで信じるのは危うい。その間の、正確な見極め方を身につけるのが大事なんだよねぇ。
プロフィールで9割わかる、危険アカウントの見分け方
イベントで知り合ったKさん(29歳・会社員)の話
彼女はある日、フォロワー800人・投稿30枚ほどある男性アカウントからDMをもらった。写真は爽やかなビジネスマン風。投稿内容も食事・旅行・仕事の風景で、一見普通に見えた。でも連絡先を交換してしばらくしたら、「FXで稼げる方法を教えてあげたい」って話が出てきた。
あ、これだったんだって思ったとき、すでに2週間やりとりをしていたらしい。
プロフィールを見るとき、チェックするべきポイントはいくつかある。
投稿の一貫性は見るよ。食事・旅行・日常がバランスよく混在していて、自然な生活感があるか。逆に、ビジネス系の投稿ばかり・モチベーション系の名言ばかり・稼いでる雰囲気の演出が多いアカウントは用心した方がいい。
フォロワー数と投稿数のバランスも見る。フォロワー5000人なのに投稿が3枚、みたいなアカウントは買ったフォロワーの可能性が高い。
投稿へのコメント欄も確認する。コメントが全部スタンプや「いいね!」だけなら、リアルな知人がいないサインかもしれない。
アカウント作成時期も見られる。インスタは「このアカウントについて」から作成日が確認できる。作られて1ヶ月以内のアカウントは注意。
あと、最初のDMの文面。「突然すみません、気になりました」はよくある。でも「あなたのような女性を探していました」「一目見てビビビッときました」みたいな大げさな表現は、コピペ文章の可能性がある。
返信前にやるべきこと、たった3つ
まず、感情をいったん横に置く。
胸がざわついているときは判断がにぶる。ときめきも、不安も、どちらも一旦フラットにしてから冷静に見ると、気づけることが増えるんだよね。
次に、相手のアカウントを上から下まで全部見る。最低5分かける。「なんとなく普通そう」ではなく、投稿の日付・内容・コメント・タグ付けされた投稿の有無まで確認する。
最後に、Googleで名前・顔写真を逆検索する。顔写真の逆検索は「Google Lens」を使えば数秒でできる。同じ写真が別名で使われていたら、ほぼ確実にアウト。
これを3つやってから初めて、返信するかどうかを考える段階に入る。
状況別の返信、どう書けばいい?
ここからは具体的な返信の話をするよ。テンプレとして使えるものを出しておくから、状況に合わせてアレンジしてほしい。
ちょっと気になっている場合
返信してもいいと思ったとき、最初のハードルを下げるのがコツ。いきなり個人情報を出さず、やりとりの中で相手を観察する期間を作る。
「ありがとうございます!突然だったので少し驚きました(笑)どんな投稿を見てくれたんですか?」
こんな感じで、自然に会話を続けながら相手の反応を見る。ここで「実は投資の話があって」とか「LINE教えてください」が来たら即ブロックでいい。逆に、投稿の具体的な内容に触れて丁寧に返してきたなら、少しずつ様子を見てもいいかもしれない。
様子を見たいけど、積極的には動きたくない場合
「ありがとうございます!インスタでDMをもらうことがあまりないので、少し驚いています。よかったら投稿にコメントしてもらえると嬉しいです」
これ、実は効果的な一手。公開のコメント欄でやりとりしてほしいという意味で、業者や詐欺師は公開の場を嫌う傾向がある。まともな人なら普通に応じてくれる。
断りたいとき
すっぱり断るのが一番親切なのに、これができなくてずるずる続いてしまう女性が多い。
「ありがとうございます。ただ、SNSで知らない方とやりとりするのは少し難しいです。ご縁があればまた!」
これ以上でもこれ以下でもなくていい。謝りすぎなくていいし、理由を長々と説明する必要もない。
業者だと確信した場合
返信しない。それだけ。
返信することで「このアカウントは反応する」という情報を相手に渡してしまう。ブロックして通報する方が自分のためになる。インスタの通報機能は「その他の設定」からできるよ。
イベントで見てきた、うまくいった女性たちの共通点
サークルでも「インスタで連絡きた人と付き合ってます」って報告が年に何件かある。正直に言うと、少なくない。
うまくいった女性たちを観察してみると、似たパターンがある。
返信するまでに少し間を置いてる。すぐに返信するより、1〜2日かけてプロフィールをよく観察してから動いてる。焦ってない、というか焦る必要がないと思っているのかもしれない。
個人情報を出す順番を自分でコントロールしてる。名前・LINE・職場の順番に、段階を踏んで開示してる。相手の開示に合わせて、こちらも少しずつ。
会う前に必ず通話かビデオ通話をしてる。テキストだけの関係で会う約束をしない。「声を聞いてから会うか決めたい」これだけで、ずいぶんリスクが下がる。
そして会う場所は必ず昼・人通りの多い場所・自分でアクセスできる場所にしてる。夜・個室・車での送り迎えが最初から提案される場合は、会うのを見送った方がいいかもしれない。
一方で、ひどい目にあった女性たちに共通していたこと
Mさん(31歳)は、プロフィールが作り込まれた「海外在住の日系エンジニア」からDMをもらった。英語と日本語が混じったDMで、流暢ではないけど丁寧な日本語だった。顔写真は清潔感のある40代の男性。
3週間やりとりを重ね、お金の相談に乗ってほしいと言われ、仮想通貨で大きく稼げる話があると誘導された。Mさんはお金を渡す直前で踏みとどまったけど、その時点でかなり感情移入してたと言ってた。
なんで信じてしまったんだろうって自分を責めていたけど、責める必要はないと思う。相手のプロが長い時間をかけて信頼を積み上げてきた結果だから。ただ、途中でいくつかのサインを見逃してたのは確かで。
会ったことがない、声も聞いていない、なのに「あなたのことが好きだ」と言ってくる。これはサイン。
会う話が出ると必ず理由をつけて避けられる。「仕事が忙しくて」「海外にいるから」。これもサイン。
お金の話が出てくる。どんなに包み方が上手くても、お金が絡んだ瞬間に立ち止まること。
返信してみたはいいけど、その後どうなったか見る方法
返信して会話が始まったとしよう。その後も観察の目は緩めない方がいい。
会話の中で個人的な質問が多い場合は注意する。「どこに住んでるの?」「仕事は何?」「家族はいる?」これが序盤から矢継ぎ早に出てくるなら、個人情報収集目的かもしれない。
逆に、こちらの質問に対して答えが曖昧・ずれている場合も気をつける。「どこ住んでるの?」と聞いたら「東京の方です」とぼかしてくる、みたいなパターン。
会話のテンポが不自然に速い場合も見る。24時間以内にやりとりが急速に進み、感情的な親密さを演出してくる場合は、マニュアル通りの手口の可能性がある。
ブロックと通報、どうやるか
ブロックの手順は簡単で、相手のプロフィール右上の「…」からできる。ブロックすると、相手からはあなたのアカウントが見えなくなる。
通報は「…」のメニューから「報告する」を選ぶだけ。「スパムです」「詐欺・なりすましです」などを選択できる。通報したことは相手に知らされないから、怖がらなくていいよ。
もし個人情報をすでに渡してしまっていた場合、消費者センターや最寄りの警察に相談する手もある。ロマンス詐欺の被害は年間で数十億円規模になっていて、相談件数も増えているから、大げさかなと思わず動いていいよ。

コメント