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好きじゃない人からの好意がストレス職場での断り方と罪悪感をなくす方法


好きでもない人から好意を向けられたとき、特に職場だと、逃げ場もないし、気まずくなったら次の日も顔を合わせなきゃいけないし、苦しいよねぇ。

でも、その苦しさを誰かに話すのも難しい。「贅沢な悩みじゃない?」って言われそうで。実際、社会人イベントサークルでも、参加者からこの種の話を打ち明けられることが多い。恋愛の相談というより、「どうしたらいいかわからなくて」という顔で話してくれる人がほとんどで、その表情が毎回ちょっと切なくて。

目次

なぜ、好きじゃない人からの好意がここまでストレスになるのか

むしろ、共感性が高い人ほどこの重さを感じやすい。相手が傷つくかもしれない、関係が壊れるかもしれない、周りにどう見られるか…と、自分の気持ちより先に他人のことを考えてしまうからだ。

心理学の領域ではこれを感情労働と呼ぶ。自分の本音とは別の感情を演じ続けることで消耗していく状態のこと。職場の接客業でよく使われる概念だけど、恋愛の断り場面でも同じことが起きている。好きじゃないのに笑顔で返信して、嫌じゃないふりをして、距離を置いたら悪いかなと逡巡して。それが積み重なると、心より先に体が音を上げてくる。

イベントで知り合った、当時25歳の会社員の女性の話。

職場の先輩から毎日LINEが来るようになって、最初はそんなに気にしていなかった。でも2ヶ月経ったころ、朝スマホを開く瞬間に手が少し止まるようになったと話していた。「通知が怖いって感覚、自分でもおかしいと思ってたんですよ」と笑いながら言っていたけど、目が笑ってなかったのを覚えている。

彼女が消耗していた理由は、先輩が怖かったからじゃない。「傷つけたくない」気持ちが強すぎて、返信するたびに自分の中で何かを削っていたからだ。


苦しさには種類がある

ひとくちに「ストレス」と言っても、その中身は人によってかなり違う。大きく分けると3つのパターンに収まることが多い。

ひとつは罪悪感タイプ。「断ったら相手が傷つく」「冷たい人間だと思われる」という恐怖が軸にある。この人たちは断り方より先に、断ること自体の許可を誰かに求めている。

次に疲弊タイプ。感情のつじつまを合わせ続けることで、じわじわと体力が削られている状態。笑顔を作るのが億劫になって、職場に行くこと自体が重くなってくる。

そして混乱タイプ。「嫌いじゃないのに、なぜこんなに苦しいんだろう」と自分の感情がよくわからなくなっているパターン。好きじゃないのに嫌いとも言えなくて、曖昧なままずるずると時間が経っていく。

どれが正解とか、どれが深刻とかではなく、自分がどの状態にあるかを把握するだけで、次の動き方が変わってくる。


職場という、ちょっと特殊な戦場

普通の断りより、職場での断りが難しい理由は構造的なものだ。

毎日会う。チームが同じ。ランチのタイミングが重なる。飲み会がある。つまり、断った翌日も同じ空気を吸い続けなきゃいけないわけで、それが躊躇を生む。「関係が壊れたら仕事に影響が出るかも」という現実的な不安まで乗っかってくると、もうどこから手をつければいいかわからなくなるじゃん。

さっきの女性の話を続けると、彼女が最終的に選んだのは、急に冷たくするでも、はっきり宣言するでもなかった。

返信の頻度をゆっくり落としながら、LINEより職場での会話を増やしていった。二人きりになる状況を、さりげなく複数人の場に変えていった。それを3週間かけてやっていったら、先輩の連絡が自然に減っていったそうだ。「ドラマみたいな修羅場はなかったです」と話していたときのほっとした顔が印象的で。

現場でたくさんの事例を見てきた中で言えるのは、急激な態度の変化は逆効果になりやすいということ。人は変化に敏感で、昨日まで普通だったのに急に冷たくなると、混乱してより強く押してくる場合がある。時間をかけて自然にフェードアウトしていくという選択は、決して逃げではない。


やってしまいがちなNG行動

ここは、イベントで聞いた話の中で特に多かった失敗パターンとして書いておく。

まず、曖昧に流し続けること。これが一番長引く。相手は脈があると思い込んで、どんどんエスカレートしていく。こちらはじわじわ消耗して、最終的にはっきり言わなきゃいけない状況に追い込まれる。逃げるつもりが、逃げ場を自分で塞いでいく感じ。

次に、他の人に相談して情報が広がること。「実はあの人に好かれてて困ってて」という話は、気がついたら相手の耳に入ることがある。職場という閉じた空間では特に。信頼できる社外の人間だけに話すのが無難で、社内で広めるのはリスクが高い。

あとは、同情から優しくしすぎること。断りたいのに相手が落ち込んでいるのを見て、つい優しくしてしまう。相手はそれを脈のサインと受け取る。


罪悪感を手放すための考え方

断ることは、冷たいことじゃない。

むしろ、曖昧にし続けることの方が、長期的に見れば相手への不誠実に近い。相手はその期間、可能性があると信じて時間とエネルギーを使い続けるわけだから。

愛着スタイルの研究では、回避型の人ほど断ることへの罪悪感が強く出やすいとされている。幼少期から「他者の感情を乱してはいけない」という学習をしてきた人は、NOを言うこと自体がリスクに感じられる。でもそれは学習で書き込まれたパターンで、現実の自分の価値とは関係がない。

断ることへの恐怖と、実際に断った後の現実は、ほとんどの場合ギャップがある。頭の中でシミュレーションした最悪の展開より、実際はずっと静かに収まることが多い。

以前のイベントで、断った後の話を聞かせてくれた男性がいた。後輩の女性から告白されて、きちんと断ったそうだ。「言った後の2日間、心臓がずっとバクバクしてた」と言っていた。でもそれ以降、関係は思ったより普通に続いたという。お互いそのことに触れず、ふつうに仕事の話ができるようになったと。

「もっと早く言えばよかった」という言葉が、なんか刺さったな。


角を立てずに距離を置く、実践的なステップ

はっきり言う前に、まずできることがある。

LINEの返信テンポを意識的に落としていく。即レスをやめて、数時間後、半日後、翌日と、少しずつ間隔を開けていく。これだけで相手がペースを読み始める。

二人きりの機会を自然に避ける。ランチに誘われたら「今日はほかの人と約束してて」と言える状況を作る。これは嘘をつくんじゃなくて、実際に複数人で動く習慣をつくるということ。

話題をプライベートから仕事に絞っていく。プライベートな話題に乗らずに、会話を業務の範囲内に収める。相手は接点を探してくるけど、土俵を変えてしまえば接点が減っていく。

それでも進んでくる場合、つまりはっきり言わなきゃいけない状況というのがある。それは「二人で食事しようよ」「付き合いたい」という直接的なアプローチが来たとき。このタイミングを逃すと、またループに入る。

このとき使えるのは、自分を主語にした断り方だ。「あなたのことが嫌い」じゃなく、「私は今、そういう気持ちがなくて」という言い方。評価や批判を相手に向けず、自分の状態を伝える。これだけで、角の立ち方がだいぶ変わるよ。

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この記事を書いた人

社会人イベントサークル『Lien -リアン-』

広告代理店勤務を経て、社会人コミュニティサークルを立ち上げ。現在は20代後半〜40代を中心に、年間50回以上のイベント(メンバーの誕生日会、花見、クルージング、クリスマス等)を主催。

これまで2000人以上の男女の「出会いの瞬間」を最前線で観察。単なるマッチングではなく、「コミュニティの中で愛される男の立ち回り」を独自に理論化。

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