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いじられキャラの女性はモテる?愛される人になる特徴と方法

金曜の夜、20人ほどが集まった飲み会の席。一番笑いを取っていたのは、いつも元気なAさんだった。自分の失敗談を自分からネタにして、みんなにツッコまれて、テーブルがドッと沸く。場を回す天才。なのに帰り際、ぽつりとこぼした一言が、今でも引っかかってる。

「私、こういう場ではけっこう人気者なんですよ。でも恋愛になると、なんでか圏外で…」

イベントを長く運営していると、この悩みに何度もぶつかる。盛り上げ役で、誰からも好かれてるのに、本命にはならない女性。じゃあ、いじられキャラの女性はモテるのか、モテないのか。答えは半分イエスで、半分ノー。このねじれの正体を、現場で見てきた範囲でほどいていきます。

目次

いじられキャラと愛されキャラ、似てるようで中身が違う

まず、ごっちゃにされやすいところから整理したい。いじられキャラも愛されキャラも、人に好かれる点では同じ。ただ、好かれ方のジャンルが別なんだよね。

いじられる人は、とにかく絡みやすい。ツッコミの的になりやすくて、その場の空気を軽くしてくれる。ありがたい存在。一方の愛される人は、絡みやすさとは違う角度で、そばにいたいと思わせる。一緒にいるとなぜか肩の力が抜ける、あの感覚。

恋愛だと、この差がきいてくる。前者は仲間として愛され、後者は一人の相手として求められる。同じ好意でも、向かう先がまるで違うんだ。

それでも、いじられキャラの女性に男性が集まる理由

ノーの話に入る前に、イエスの側面を正直に書いておく。いじられキャラの女性には、恋愛で効く強みがちゃんとある。ここを潰す必要は、まったくない。

話しかけるハードルの低さ。これが地味に効く。きれいすぎて緊張する人より、気さくに笑ってくれる人のほうへ、男性は一歩を踏み出しやすい。恋が芽生える前の、会話の入り口。彼女はそこを自然に開けてる。

隙があるのも立派な武器。完璧に見える人より、ちょっと抜けてる人のほうに、人は親しみを感じる。優秀な人がうっかりミスをすると、かえって好感度が上がる。心理学で知られた現象で、いじられキャラは毎回その隙をこぼしてるようなもの。放っておけない引力が、勝手に湧く。

自己開示のスピードも見逃せない。普通なら何ヶ月かけて打ち明けるような失敗談を、初対面でも笑い話にして出せる。弱みを先に見せてくれた相手には、人は警戒を解きやすい。時間のかかる距離詰めを、彼女はショートカットしてるわけ。

明るさそのものにも価値がある。一緒にいて笑える、気が楽、しんどくない。この居心地のよさは、関係が長くなるほど効いてくる土台。いじられキャラの女性が落ち着くといい奥さんになりそう、と言われがちなのも、あながち的外れじゃないよね。

ここまでが、紛れもない長所。じゃあなぜ、肝心の恋愛で取りこぼすのか。

モテてるはずなのに、恋愛だと圏外に落ちる

ここがいちばん切ないところかもしれない。いじられキャラの女性は、男性からの好感度で言えば上位。でも恋愛対象として見られるかというと、するっと外れてしまう。

理由は、いじりという遊びの性質にある。ツッコむ側がほんの少し上、いじられる側がほんの少し下。無意識のうちに、この上下ができあがる。男性はこの構図に慣れるほど、彼女を対等な恋の相手ではなく、かわいい妹分や面白い同志として処理しはじめる。守りたいでも口説きたいでもなく、笑わせたい対象。そこに恋の緊張は生まれにくい。

イベントでこんなことがあった。あるグループの中心にいたBさん。男性メンバー全員と仲が良くて、誰とでもタメ口で話す人気者。ところが蓋を開けると、その男性陣が狙っていたのは、彼女ではなく隅で静かにしていた別の女性だった(笑)。Bさんが後日こぼした。

「気づいたら、みんなのお母さんみたいになってたんですよね。恋愛要員じゃなかったんだなって…」

こっちまでため息が出た夜。

それと、いじられキャラには表に出にくい消耗がある。場が静まると、空気を埋めなきゃと自分から笑いを拾いにいく。きついことを言われても、へらへら受け流す。内心ちょっとカチンときても、ノリを壊したくなくて飲み込む。この我慢が、じわじわ心を削っていく。

便利に応え続けると、いつの間にか都合のいい立ち位置で固定される。連絡すれば必ず返ってくる、誘えば来てくれる、何を言っても怒らない。男性からすれば、これほど気楽な相手はいないでしょ。でも気楽さと、恋に落ちる感覚は、別の回路で動いてる。楽な相手と、ドキッとする相手は、イコールにならないんだよね。

恋愛で大事にされる女性が、さりげなくやっていること

では、ちゃんと一人の相手として求められる女性は、何が違うのか。イベントで見てきた範囲だと、共通する手ざわりがある。

全員に好かれようとしない。これが意外と芯を食ってる。愛される人ほど、合わない相手とは無理に距離を詰めない。誰にでもいい顔をしないぶん、好きになった人への態度に、ちゃんと差が出る。その差が、相手にあれ、もしかして、と思わせるわけ。

弱さの見せ方も別物。いじられキャラの弱さは、ネタとして消費される弱さ。また失敗した、ドジだ、という笑い。愛される人の弱さは、本音の弱さ。実はあれ落ち込んだ、ちょっと怖かった、と素のトーンで渡せる。前者は笑いに変わり、後者は距離を縮める。同じ弱みでも、加工するかしないかで行き先が分かれる。

それと、自分の世界を持ってる人が多い。仕事でも趣味でも、夢中になれる何かがある。その人の中に、こちらの入り込めない領域があると、男性はふしぎと惹かれていく。いつでも誰かのために空いてる人より、自分の時間を生きてる人のほうを、追いかけたくなるものなんだ。

Cさんという女性がいた。最初はいじられキャラ寄りだったけれど、ある時期からふっと空気が変わった。何が変わったかというと、全部に笑いで返すのをやめたんだよね。いじられたとき、たまに笑わずに「それ、ちょっと傷つくな」と静かに返すようになった。怒るんじゃなく、ただ正直に。すると周りの扱いが変わった。雑に絡んでくる人が減って、彼女を一人の女性として見る男性が増えた。半年後、そのうちの一人と付き合ってたっけ。

いじられキャラから愛される人へ、自分を消さずに変える順番

ここで誤解しないでほしいのが、いじられキャラをやめろという話じゃないこと。明るさも、ノリのよさも、人を笑わせる才能も、強力な魅力。捨てる理由はどこにもない。変えるのは、その武器の使い方のほう。

何を言われても笑って流す癖を、ときどき手放す。全部受け止めなくていいんだよ。嫌ないじりには、笑顔のまま「それはノーかな」と返していい。空気は、思ってるほど壊れない。むしろ自分の線を引ける人は、長い目で見ると一目置かれていく。

好きな人の前でだけ、ほんの少しキャラを薄める。みんなの前ではいつも通りでいい。でも気になる相手と二人になった瞬間だけ、回し役を降りてみる。無理に笑わせようとせず、相手の話を聞く側に回る。いつもガハハと豪快に笑ってる人が、ふと静かに目を見て聞いてくれたら。そのギャップで、心臓がひとつ跳ねる。

ネタじゃない弱さを、ひとつだけ預ける。全部見せる必要はない。本当は人前で話すの緊張するんだ、とか。あの時はけっこう凹んでた、とか。笑い話に変換せず、素のまま手渡す。これを受け取れる相手は、もう仲間の枠を出て、特別な場所に入りはじめてる。

連絡の取り方も、少しだけ。即レスが当たり前になると、ありがたみが薄れる。いつでも捕まる人から、ちょっとだけ捕まりにくい人へ。駆け引きをしろという意味ではなくて、自分の時間を持ってる人には、それだけで余裕がにじむというだけの話。その余裕が、想像以上に色っぽかったりするんだ。

演じるのをやめると、ふっと軽くなる

最後に、いちばん渡したいことを。いじられキャラに疲れた人の多くは、明るい自分を演じてる感覚を、どこかで抱え込んでる。求められてるから笑う。期待されてるからボケる。本当はしんどい日でも、サークルでは面白い人でいなきゃと気を張る。この演技こそが、心をすり減らす正体。

でも、思い出してほしい。周りが気軽にいじってくるのは、それを許してきたあなたがいるから。裏を返せば、許すのをやめた瞬間から、関係はそろそろと書き換わっていく。怒鳴る必要も、キャラを丸ごと捨てる必要もない。嫌なときに嫌と言う。本音をたまに覗かせる。それだけで、扱われ方は静かに変わるよ。

何百人と見てきて思うのは、いちばん心を掴むのは完璧な人でも、ただ明るいだけの人でもないということ。自分の機嫌を自分で取れて、好きな相手にだけ深く心を開ける人。いじられキャラの明るさに、その芯がのった時、男性はその女性から目を離せなくなる。

便利な人から、忘れられない人へ。その距離は、思うほど遠くない。次の飲み会で、ひとつだけ、笑って流すのをやめてみる。その小さな違和感が、たぶん入り口になるから。

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この記事を書いた人

社会人イベントサークル『Lien -リアン-』

広告代理店勤務を経て、社会人コミュニティサークルを立ち上げ。現在は20代後半〜40代を中心に、年間50回以上のイベント(メンバーの誕生日会、花見、クルージング、クリスマス等)を主催。

これまで2000人以上の男女の「出会いの瞬間」を最前線で観察。単なるマッチングではなく、「コミュニティの中で愛される男の立ち回り」を独自に理論化。

社会人の恋愛は、テクニックより場と空気が9割
運営側だからこそ届く「女性メンバーからの本音のクレーム」や「絶賛の声」をベースにした、忖度なしの恋愛・コミュニケーション術を発信中。
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