イベントの会場で、ひとりの男性が、向かいの女性をチラッと見る。目が合う。次の瞬間、女性はすっと視線を落とす。 それを見た男性の顔が、わかりやすく曇った。あ、避けられた…脈なしかって、たぶん心の中でつぶやいてたんだろうな。
でもね私たちが何百回とこの場面を見てきて言えるのは、その解釈、早とちりのことがめちゃくちゃ多いってこと。 目をそらす、イコール嫌われてる、ではない。むしろ逆のサインが隠れてたりするから、話はそんなに単純じゃないんだよね。
なぜ女性は気になる人から目をそらすのか
なんで人は、気になる相手から目をそらすのか。 これ、心理の世界ではけっこう知られてる話で、強い感情が動いたときほど人は視線を外しやすい。緊張、照れ、ドキッとした瞬間…そういう揺れを相手に見られたくなくて、思わず目が泳ぐ。 好きだからこそ、まっすぐ見られない。 矛盾してるようだけど、これが人の不器用なところでさ。
恋愛のカウンセリングでもよく聞くのは、視線って言葉よりずっと正直に気持ちを漏らすってこと。本人がポーカーフェイスを作ってるつもりでも、目の動きまではコントロールしきれない。 だから目そらしは、無関心の証拠どころか、心が動いた証拠であることがある。 ここを取り違えると、せっかくの脈を自分から手放すことになるんだ。
これは脈あり?好きだからそらしてしまう人のサイン
じゃあ、好意でそらしてる女性って、どんなふうに見えるのか。 私たちのサークルに、半年くらい通ってくれてたミナさんという女性がいてね。気になる男性がいたんだけど、その人の前だけ、なぜか目を合わせられないって本人が悩んでたの。
横で見てると一目瞭然だった。彼が話してる間、ミナさんはずっと彼を見てる。なのに目が合いそうになると、サッと手元のグラスに視線を逃がす。で、数秒したらまたチラ見。これを延々と繰り返してた(笑)。 本人にその話をしたら、顔を真っ赤にして そんなに見てましたか って。うん、バッチリ見てたよ。
好きで目をそらす人には、わかりやすい共通点がある。 ひとつは、そらしたあとに、また見てしまうこと。一度きりじゃなく、何度も視線が戻ってくる。気になって仕方ないから、目が吸い寄せられるんだよね。 もうひとつは、そらすときの動きの速さ。びくっと反応するみたいに、慌てて外す。心がそこにある証拠さ。
注意したい、好意ではない目そらし
ただ、目そらしが全部好意かっていうと、そうとも限らない。ここは正直に書いておきたいところ。 無関心や、ちょっと気まずいだけのこともある。その場合、目をそらしたあとの様子が、さっきの話と全然ちがう。
戻ってこないんだよね、視線が。一度外したら、もう体ごと別の方向を向いて、スマホを触りはじめたり、別の人との会話に入っていったり。 そらし方も、なんていうか…冷たい。ゆっくり、無表情で、すーっと外す感じ。慌てた様子がまるでない。
会場でこういうのも見たことがある。男性側がぐいぐい来すぎて、女性が一歩引いてしまったケース。あのときの女性の目そらしは、明らかに防御だった。距離を詰められて、逃げ場を探すみたいに視線を外してた。 脈ありの照れ隠しと、脈なしの回避は、似てるようでまるで別物。見るべきなのは、そらしたその後なんだよね。
見分けの決め手は目そらしの前後にある
ここまでで気づいた人もいるかもしれない。見分けのポイントは、目そらしそのものより、その前後にあるってこと。 私たちが現場で目安にしてるのは、だいたい三つ。
いちばん効くのが、視線が戻るかどうか。何度も目が合って、そのたびにそらすなら、相手はあなたを気にしてる。一回外したきり戻らないなら、残念ながら望み薄。 次に見てるのが、そらす速さと表情。慌てて、ちょっと照れた感じで外すなら好意寄り。ゆったり無表情なら、その逆。 最後が、体の向きと足。意外と見落とされがちなんだけど、目はそらしても、つま先や体がこっちを向いてる人って多いの。気持ちは隠せても、体は正直に近づこうとするから。
ミナさんに戻ると、彼女は目こそ合わせなかったけど、体はいつも彼のほうを向いてた。立ち位置も、気づけば彼の近く。あれは隠しきれてなかった(笑)。
脈ありかも、と感じたらどう動くか
で、ここからが本題かもしれない。脈ありっぽいぞ、と感じたとき、どう動けばいいのか。 焦って距離を一気に詰めるのは、いちばんやっちゃいけないやつ。 目をそらす人って、そもそもシャイで、見られることに弱い。そこにぐいっと正面から踏み込むと、さっきの防御の目そらしに変わってしまう。照れが警戒に化けるんだ。
おすすめは、正面じゃなく横に並ぶこと。 イベントでもうまくいくのは、向かい合ってじっと見つめ合う関係より、隣で同じ作業をしたり、一緒に何かを見たりする距離感。視線のプレッシャーが減るぶん、相手も自然に話せる。 実際、ミナさんと彼が進展したのも、二人が料理を取り分ける係をたまたま一緒にやったのがきっかけだった。並んで手を動かしてたら、目を合わせなくても会話が続く。気づいたら、二人でめっちゃ笑ってたっけ。
連絡先を交換したあとも、いきなり重いメッセージは送らない。会場での出来事をネタに、軽く一往復。会えてよかった、くらいの温度がちょうどいい。 相手に逃げ場を残してあげること。これ、シャイな人と距離を縮めるときの、地味だけど効くコツなんだ。
やりがちな空回りパターン
逆に、やらかしがちな動きも書いておくね。 まず、目が合ってそらされた瞬間に、なんで目そらすの?ってツッコむやつ。あれは相手を固めるだけ。芽生えかけた照れが、一瞬で気まずさに変わる(泣)。
それと、見つめ返しすぎ。脈ありを確かめたくて、こっちもガン見し続ける人がいるけど、シャイな相手にはプレッシャーが強すぎる。にらめっこじゃないんだから。 一回の目そらしで結論を出すのも早すぎ。考えごとをしてただけ、まぶしかっただけ、そんな理由なんていくらでもある。(うわ避けられた、もう無理だ)って思考停止する前に、何度かのやりとりを通して見たほうが、判断はずっと外さない。
告白のタイミングも、ここに絡んでくる。 相手から連絡が来るようになった。向こうから近くに来てくれる。目が合う回数が増えた。そういうサインが積み重なってきたら、動きどき。目そらしひとつを根拠に突っ走るのは、ちょっと気が早いかもね。

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