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みけぽ女子の恋愛は難しくない愛される人の共通点と出会い方

イベントの受付に立っていると、名前を書く手がふっと止まる人がいる。「私、こういう場って浮きますよね?」小さく笑いながら、そう言うんだよね。体格のことだって、すぐ伝わってくる。

みけぽ、つまり体重が三桁のぽっちゃりさん。恋愛の話になると、ほぼ全員が同じ入口で立ち止まる。私なんかが好かれるわけない、って。

受付で縮こまっていたその彼女、二時間後にはテーブルの真ん中で笑いの中心にいた。向かいに座った男性が、さっきからずっと彼女のほうばかり見てる。あれ、体型を採点している目じゃないんだよなぁ。話が面白い人を見つけた、そういう顔だった。

恋愛できないみけぽ、という括り。正直、実態とはあまり噛み合っていません。会えていないだけ、動けていないだけ。そういうケースのほうが、ずっと多い。

自分でみけぽと名乗る人も、増えてきたよね。デブという言葉のトゲを抜いて、ちょっと可愛い響きに変えた呼び方。名乗ることは、自分を下げることとは違うの。私はこういう体型だよ、と先に置いておくと、相手もそこを気にせず中身を見にきてくれる。開き直りともまた別で、自分への小さなOKサインなんだよね。

目次

どうして恋愛を先に諦めてしまうんだろう

痩せてからじゃないと、と考えている人がとにかく多い。恋も、写真も、可愛い服も、ぜんぶ後回し。今の自分に、なかなか許可を出せないの。

根っこにあるのは体重そのものじゃなくて、自己肯定感の細り具合。過去にからかわれた、体型を理由にフラれた、そういう小さな引っかき傷が積もって、動く前から拒絶を先回りしてしまう。話しながら、ため息がこぼれる人もいる。

細い友達のSNSを見て、勝手に気持ちが落ちる夜もあるよね。あの子は普通にモテるのに、って。比べる相手がいつも視界にいると、自分の良さがどんどん見えなくなっていく。

現場で見えた、うまくいく人の共通点

恋がするりと進んでいくみけぽさんには、はっきりした共通点があった。細いとか、顔立ちがどうとか、そこじゃないの。

自分の体型を、隠しもしないし卑下もしない。これが効く。

ある参加者は、開始五分でこう言い放った。「私、食べるの大好きなんで今日は遠慮しません」ドッと笑いが起きて、テーブルの空気がふわっとゆるむ。あの瞬間、彼女の隣はもう静かな争奪戦(笑)。体型ネタを笑いに変換できる人は、相手の緊張までほどいていくんだよね。

うまくいかない側も、くっきりしてる。会話の頭に必ず自虐を差し込む人。太ってるのにすみません、私なんかでいいんですか。本人は謙虚のつもりでも、受け取る側は返事に詰まってしまう。フォローを強要されているような、あの居心地の悪さ。せっかくの魅力に、自分でモザイクをかけているようなものなの。

心を開いて自分の話を少しずつ見せていくと、相手との距離は縮まりやすい。心理学で自己開示と呼ばれる流れで、打ち明けられた側も、つい自分のことを話したくなるらしい。体型を隠すことにばかり気を取られていると、この自然なやり取りが途中で止まっちゃう。きれいに見せることより、むしろ素をこぼすほうが、人の心には残るんだよね。

もうひとつ、あるあるの失敗。会う約束をした前日に、やっぱり無理です、と連絡を入れてしまうパターン。当日、鏡の前で心が折れちゃうんだよね。写真と違ったら幻滅されるかも、って。その気持ち、痛いほどね。ただ、逃げるほどに次の一歩はもっと重くなっていく。一度会ってしまえば、案外なんてことなかった、と拍子抜けする人がほとんどなのに。

そのドタキャン常習だった女性、あるとき腹をくくって会いに行った。緊張で声が上ずっていたけど、相手はにこにこ聞いてくれたらしい。帰り道に、来てよかった…ってメッセージをくれたのを覚えてる。逃げなかった一回が、そのあとの彼女をすっと軽くしたの。

見た目より雰囲気に惹かれる、というのは気休めの言葉じゃない。表情の柔らかさ、声のトーン、相手の話をちゃんと受け止める姿勢。この辺りが、初対面の印象の大きな部分をつくっている。堂々としている佇まいが魅力的に映るのは、その余裕が相手を安心させるから。落ち着いている人の周りには、自然と人が寄っていく。会場を見渡すたびに、それを実感するの。

印象に残っている男性がいる。線の細いモデルみたいな女性が並ぶ中で、彼が連絡先を聞いたのは、ずっと大きな声で笑っていたぽっちゃりの女性だった。理由を尋ねたら、あの人といると呼吸が楽なんです、って。ドキドキより先に、ほっとしたらしい。安心感から始まる恋も、ちゃんとあるんだよなぁ。

痩せてからじゃなくていい

痩せたら告白する、痩せたらアプリを入れる。その痩せたらが来ないまま、何年も過ぎていった人を何人も見てきた。体型を変える努力を否定したいわけじゃない。ただ、幸せの開始日を体重計に預けなくていい、とは言える。今日その場にいる人は、今日のあなたと話しているんだから。

自分をあら探しの目で眺めるクセを、少しずつ手放していけたら、それだけで表情がほどけてくる。完璧に垢抜けてから、じゃなくていいの。今日の機嫌をそっと上げてくれる服を着て、鏡の前で口角を上げてみる。その小さな積み重ねが、会場での立ち居振る舞いに、じわっと滲み出てくる。

で、実際どこで出会えるの?

気持ちが整っても、出会う場所がなきゃ何も始まらないもんね。

一番の近道は、ぽっちゃり歓迎とはっきり掲げている場に行くこと。ぽっちゃり好きが集まる婚活パーティー、社会人サークルの交流会。前提が最初から共有されているぶん、体型で値踏みされる緊張がぐっと減る。肩の力を抜いていられる場所を選ぶ。地味だけど、ここが分かれ道になったりする。

マッチングアプリも、選び方で見える景色が、ずいぶん違ってくるよ。プロフィールに、ふくよかな人が好き、ぽっちゃりさん歓迎、と書いている男性は実在するの。デブ専という響きに身構える人もいるけど、痩せ型がどうも苦手で、柔らかい雰囲気の人に惹かれる、ただそれだけの好みの人も多い。全身が写った写真を、最初からちゃんと載せておくこと。会ってから空気が変わる、という一番きつい展開を避けられるし、そこで選んでくれた相手は、体型ごと好きだと言ってくれた人になる。

アプリの写真は、一枚で勝負しないほうがいい。顔がはっきり分かる笑顔の一枚、全身が分かる一枚、趣味や好きな場所での自然な一枚。この組み合わせだと、会う前と会った後のギャップが小さくなる。盛り写真に頼るほど、初対面のハードルを自分で上げてしまうから。

趣味のつながりも侮れない。ボードゲーム会、カメラ片手の街歩き、そういう共通の話題がある場では、体型より会話が主役に回るの。好きなものが重なる相手からは、そもそも減点方式で見られにくいんだよね。

アプリやイベントだけが出会いじゃないしね。職場の飲み会、友達の集まり、習い事の教室。もともと接点がある場所は、人柄が先に伝わっているぶん、話が早いこともある。紹介というかたちなら、妙な下心の人に当たる確率もぐんと下がるよ。

写真と一言で、届く数が変わる

プロフィールの文章で、体型を主役にしすぎないのもコツ。デブですが、から書き出すと、読む側の第一印象がその一語で固まっちゃう。代わりに、好きな食べ物、休日の過ごし方、一緒に行ってみたい場所。会いたくなる材料を並べたほうが、届くメッセージの数は目に見えて増えてくる。おいしいもの巡りが趣味、の一行があるだけで、食の好みが近い人が寄ってくるしね。

最初のメッセージも、凝った文章はいらないさ。相手のプロフィールを一行読んで、そこに触れるだけでいい。カフェ巡りが好きって書いてありましたね、おすすめありますか、くらいで十分。共通点をひとつ見つけて、そこから会話を転がしていく。テンプレのこんにちは一発より、ずっと返事が返ってくる。

やり取りは、長文ラリーで消耗しないこと。十通ほど続いたら、軽くごはんに誘ってみる。文字だけの時間が伸びるほど、お互い勝手に理想を盛って、会うときのハードルが上がっていくの。早めに会ったほうが、素のあなた、つまり声の柔らかさや話しやすさが伝わる。文章の枠には収まりきらない魅力、そこにあるんだから。

初対面のお店は、静かすぎない場所がいい。会話が途切れても気まずくならない、ほどよくざわっとした賑やかさがあるほうが楽。おしゃれなカフェでもいいし、相手が好きだと言っていた料理のお店でもいい。

帰り際に、楽しかったです、また会えたら嬉しいな、と素直に置いてくると、次につながりやすい。駆け引きで気を持たせるより、好意を言葉にしたほうが、相手だって動きやすいの。だらだら引き延ばさず、二時間くらいでさらっと切り上げる。もう少し話したかったな、がちょうどいい余韻になるさ。

マッチも返信もこない、そんなときは

アプリを入れて数日、通知がうんともすんとも鳴らないと、心が萎えてくる。それ、しんどいよね。でも体型のせいだと決めつける前に、見直せる場所がいくつかあるの。写真が暗く沈んでいないかな。挨拶だけで文章が終わっていない?年齢や距離の条件を、うっかりきつく絞りすぎているのかも。ここを一つずつ触っていくと、反応がぽつぽつ戻ってくることは珍しくない。

送っても既読のまま、というのも、そこまで重く受け取らなくていいよ。相手が忙しいだけのことも多いし、合わなかっただけの縁を追いかけても、すり減るばかり。ひとりにしがみつくより、同時に何人かとやり取りしておくくらいが、気持ちはずっと楽になるしさ。

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