イベントが終わった駅のホームで、参加者の女性がぽつんと立っていた。二次会まで残って、あんなに笑ってたのに。改札の前で足を止めて、ぽろっとこぼしたひとこと。あの人、今ごろ普通に幸せにやってるんですかね。三ヶ月前に別れた彼の話だった。
サークルをやってきて、こういう相談を何回も聞いてきました。で、わかったことがある。
末路を悪いのは自分じゃなかった、って誰かに言ってほしい。
雑に扱われた記憶って、時間が経つほど自分への評価にすり替わっていくんです。私に価値がなかったからああされたんじゃないか、って。ズキッとくるやつ。だから彼の因果応報を探す。
もうひとつ。関係のなかで、去るか残るかを決めるのはいつも相手だった。無力な側に置かれた人間が唯一取り返せるのが、未来を予測する権利なんですよ。末路を調べる行為そのものが、主導権を握り直そうとするあがきだったりする。
そこを踏まえたうえで、現場で実際に見てきたことを書きます。
女を傷つけた男に起きやすい7つのこと
① 同じ別れ方を、判で押したように繰り返す
サークルに三年以上いる男性で、これは本当に多い。付き合う、三ヶ月で連絡が減る、相手が不安になる、彼は面倒になって切る。次の子でもまったく同じ。
本人だけが気づいてない。毎回、今回の子は重かったんですよ、って笑いながら言う。四人目まで同じセリフを聞いたとき、さすがにざわっとしたなぁ。
心理学でいう回避型の愛着傾向に近い動きで、距離が縮まると不安が立ち上がって、自分から壊しにいくパターン。本人にとっては相手が悪いのであって、自分の癖だとは思ってないんです。
② 気づくと、都合のいい相手しか残っていない
誠実な人ほど、静かに離れていく。文句も言わずにフェードアウトする。残るのは、その場だけの関係でいいと割り切った人たち。
三十代半ばの男性が言ってました。誘えば来てくれる子は何人かいるけど、風邪ひいたとき連絡できるやつが一人もいなかった、と。じわじわ効いてくるやつだよね。
③ 本命として選ばれなくなる
これがいちばん残酷かもしれない。遊ぶ相手としては人気があるのに、真剣な選択肢に入らなくなる。
女性側は見てるんですよ。彼が過去の恋愛をどう語るか、元カノをどう扱ったか。うちのイベントでも、男性が前の彼女の話を軽く扱った瞬間に、隣の席の空気が変わったことが何度かある。その日はうまくいったように見えても、次につながらない。
④ 評判が、本人の知らないところで落ちていく
女性のコミュニティって、思ってる十倍は情報が回る。特定の男性の名前が出ると、あー、と全員が察する空気になるあれ。
サークル運営として厄介なのはここです。誰も本人に言わない。ただ、イベントに来ても誰も隣に座らなくなる。理由がわからないまま、居場所だけが薄くなっていくんだよね。
⑤ 結婚しても、同じことをして家庭を失う
独身時代の癖は結婚では消えません。むしろ、退屈さに耐えられなくなる分だけ悪化する。
三十八歳で離婚してサークルに戻ってきた男性がいた。あのころ雑にした子たちに、今さら謝りたい気持ちがある、って。もう連絡先はどこにも残ってなかったけど。
⑥ 何も起きない
これも現実にある。むしろ短期的にはこっちのほうが多い。ここは後でちゃんと書きます。
⑦ 思い出したときには、もう戻れない
後悔は、失った直後には来ないんです。代わりがいないと理解した瞬間に来る。そのタイミングでは、たいてい相手はもう次の人生を歩いてる。
タイプ別に見ると、末路の形が違う
ひとくくりにされがちだけど、実際は行き着く先がけっこう違います。
浮気を繰り返した人は、疑われることが日常になる。次の恋人にもスマホを気にされ、遅い連絡に説明を求められる。自分がまいた種なんだけど、当人は監視されてる気分になって、また逃げる。信用というのは、一度落とすと二度と元の値段では買えないんですよ。
二股をかけた人は、両方失うことがけっこうある。バレたときに、片方が残るだろうと踏んでいる人が多い。ところが女性側は連絡を取り合うことがあって、二人同時に去られる。そういう話、サークルで実際に見ました。あの日の彼の顔、忘れられない(笑)。
モラハラ寄りだった人は、相手が離れたあとで一気に孤立します。支配が効くのは、相手が自分に価値がないと思い込んでいるあいだだけ。相手が回復して外の世界を知った瞬間、関係は終わる。そのあと同じ手が通じる人を探し続けるんだけど、年齢が上がるほど見つからない。
遊び人と呼ばれる人の末路は、シンプルに賞味期限です。二十代のうちは自由でかっこよく見える。四十を越えると、同じ振る舞いが痛々しさに変わる。切り替えようとしても、真剣な関係の作り方を練習してこなかったから、やり方がわからない。
既婚者との関係で女性を傷つけた人は、最終的に誰からも信じられなくなる。家庭にも本気で戻れず、相手にも本当のことを言えない。この手の話を聞くたびに、いちばん擦り減っているのは嘘をつき続けている本人だったりする、と思う。
後悔は、三ヶ月・一年・三年でやってくる
別れた直後の男性は、正直けっこう元気です。解放感のほうが強い。ここで連絡が来ないから彼は何とも思ってないんだ、と結論を出すのは早いんですよね。
三ヶ月あたりで、生活の隙間に気づく。休日の予定が埋まらない、風邪をひいても誰も来ない、あの店に行く理由がなくなった。
一年で、新しい相手と比べ始める。あの子はこうしてくれたな、って記憶が勝手に美化される。
三年経つと、自分の行動パターンとして認識できるようになる人がいる。ここまで来てようやく、彼女が悪かったんじゃなくて自分の問題だったと言えるようになる。ただ、そのときにはもう相手の人生に自分の席はない。
何も起きない男を、どう考えるか
普通に次の恋愛をして、普通に結婚して、普通に幸せそうにしている人はいます。SNSでそれを見つけてしまった日の絶望、想像するだけで胸がぐるぐるする。
でも現場で見てきた限り、幸せそうに見える人が本当に何も抱えてないケースは少なかった。ある男性は、結婚式の準備をしながら、昔ひどい別れ方をした人のことを思い出すと今でも眠れなくなる、と言ってました。誰にも言えないまま持ち歩いてる。
因果応報を罰として期待すると、たいてい裏切られます。そうじゃなくて、人を雑に扱う癖がある人は、深い関係を築くための筋肉が育たないまま年を取っていく。これは罰じゃなくて、単なる帰結。派手じゃないぶん、確実なんだよね。

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