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人を振り回す人の末路|恋愛で疲れたあなたへの対処法

イベント終わりの会場で椅子を畳んでいたら、常連のアヤさんがぽろっとこぼした。

今月ずっと彼の予定待ちでスケジュールを空けてたのに、結局一度も会えなかった、って。口は笑ってるのに、目がまったく笑ってない。

イベントサークルで参加者と顔を合わせて出会いの場に立ち続けて分かったことがひとつあります。人を振り回す側の行く末は、残酷なくらいパターン化されているということ。そのうえで、振り回されてすり減っていく側には、抜け出すための型がちゃんと存在します。いま疲れきっているあなたにこそ、両方を知っておいてほしいんです。

目次

まず確認、あなたは振り回されていないか

次の項目、いくつ心当たりがあるでしょうか。

・既読はつくのに返信は気分次第 ・会う約束が前日まで確定しない ・優しい日と素っ気ない日の落差が激しい ・相手のために予定を空けて待つのが当たり前になっている ・友達にその関係をうまく説明できない ・会えた日は満たされるのに、帰り道で急に不安になる

3つ以上当てはまった人は、読みながらもう胸がざわっとしているはず。とくに危ないのは最後の項目です。会えた瞬間の多幸感と、帰り道の不安がワンセットになっている恋。これは何百組と接してきた肌感覚で言うと、ほぼ例外なく消耗戦に入っています。楽しいから続けているんじゃなく、不安を消したくて続けている状態。スマホの通知音にビクッとする回数が増えていたら、心はとっくに悲鳴を上げてますよ。

恋愛で人を振り回す人の特徴と心理

カズキさんという男性がうちのイベントに通っていました。とにかくモテる人。初対面の女性の警戒心をほどくのが天才的にうまくて、連絡先を交換した最初の一週間は怒涛の溺愛モードです。おはようからおやすみまで、恋人顔負けのメッセージの嵐。デートの店選びも完璧。なのに相手が本気になった気配を察した瞬間、潮が引くようにいなくなる。

返信が三日途切れたかと思えば、深夜に突然、会いたいの一言が飛んでくる。約束は直前まで確定しない。ほかの女性の影をうっすら匂わせて、不安にさせてから優しくする。振り回す人の行動には、だいたいこの型が揃っています。

彼を何年も観察して気づいたのは、追われている状態そのものが目的だということでした。恋人が欲しいわけじゃない。自分を求める人の数で、自分の価値を測っているんです。誰かを確保しても満たされないし、関係の確定をむしろ怖がる。本命をひとりに決めたら、残りの選択肢を全部手放すことになりますから。

心理学では回避型の愛着スタイルと説明されたりします。親密になりかけると無意識にブレーキを踏んでしまう人たち。ただ、運営者としての実感を正直に言うと、悪気がないケースが半分、悪気のないフリが板についているケースが半分です。後者はもう、手口なんですよ(笑)。押して引いてを繰り返せば相手が抜け出せなくなると、経験則で知っていて、知ったうえでやっている。

人を振り回す人の末路5選

末路1 本気の人から順番に去っていく

誠実な人ほど見切りが早い。考えてみれば当然で、自分を大切に扱ってくれる場所を探す嗅覚が鋭いからこそ、誠実でいられるわけです。カズキさんの周りからも、ちゃんと向き合おうとする女性から順にふっと消えていきました。残ったのは、雑な扱いに慣らされてしまった人だけ。選び放題に見えていた景色が、数年で閉店間際のセール会場みたいな寂しさに変わっていく。質のいい縁から失われていくのが、この結末のいちばんえぐい部分だと思います。

末路2 周りに同類しか残らなくなる

因果応報という言葉より、こっちのほうが実態に近い気がしています。駆け引きで生きている人の周りには、駆け引きで生きている人しか残らない。お互いに腹を探り合い、先に本気になったほうが負けのゲーム。安らげる瞬間がどこにもないんです。本人だけが、なんで俺の恋愛は毎回こじれるんだろうと首をかしげている。

末路3 評判がじわじわ回って居場所が狭くなる

出会いの世界、想像の10倍は狭いです。あの人はやめておきな、のひと言は、本人の知らないところで確実に共有されていく。女性同士の情報網を甘く見ていた男性陣が、これでどれだけ沈んでいったか。カズキさんも数年後には、新しく来た参加者から初対面で警戒される側になっていました。最大の武器だった第一印象が、もう発動しない。本人いわく、最近この界隈冷たくない?とのこと。冷たいのは界隈じゃないのよ。

末路4 今度は自分が振り回される番が来る

ユウコさんという女性の話。30代前半まで複数キープが当たり前で、男性を待たせることに罪悪感ゼロだったと本人が笑っていました。その彼女が35を過ぎて初めて本気の恋に落ちたら、相手は既婚を隠していた人。さんざん待たされ、気持ちをぐらぐらに揺さぶられて、最後はあっさり切られました。あの時の彼らもこんな気持ちだったのかなあ、と缶チューハイ片手にはぁ…と息を吐いた横顔が、今も目に焼き付いています。笑うしかなかったんだと思う。

末路5 我に返った時、隣に誰もいない

いちばん静かで、いちばん怖いのがこれです。派手な天罰なんて下りません。ただ、ふと顔を上げたら誰もいない。深い関係を築く練習を全部スキップしてきた人は、いざ本気で誰かと生きたくなった時、やり方そのものが分からないんです。砂のお城を量産してきた人が、ある日突然コンクリートの家を建てられないのと同じ。土台の作り方を、一度も学んでこなかったんだから。

因果応報がすぐ来ないのには理由がある

振り回された側からすれば、なんであの人はまだ楽しそうなの!と叫びたくなりますよね。痛いほど分かります。でもSNSに流れてくる充実アピールは人生のハイライトの切り抜きだし、現実の転落はドラマのように一夜では来ません。毎月少しずつ残高が減っていく口座と同じで、信用と縁が静かに目減りしていくだけ。本人が気づくのは、引き出そうとして初めて残高不足を知る瞬間です。

なので、相手の不幸を待つのは時間の使い方として損なんですよ。あなたの恨みも監視も、向こうの結末を1秒も早めてはくれない。その時間、まるごと自分の回復に回しちゃいましょう。

振り回されやすい人にも共通点がある

ここで少しだけ耳の痛い話を。即レスを自分に課している。相手の不機嫌を自分のせいだと感じがち。好きになった途端、相手からの評価が自分の成績表になる。この3つが揃った人は、振り回すタイプから見ると最高に都合のいい存在です。沼に落ちる素質あり、と言ってもいい。

偉そうに書いていますが、私も昔は既読がつかないだけで仕事が手につかなくなる人間でした。返信を待ちすぎて電車を3駅乗り過ごしたこともある(笑)。だから断言できるんです。これは性格ではなく癖。癖なら、上書きできます。

振り回されて疲れた時の対処法と離れ方

続けるか離れるかの判断基準は、突き詰めるとひとつだけ。半年後も同じことで泣いている自分が、リアルに想像できてしまうかどうか。想像できてしまった人は、心のどこかでもう答えが出ています。

やることは意外と地味です。まず即レスをやめて、返信の間隔を相手と同じくらいまで広げる。前日までに確定しない約束のために予定を空けるのは、自分に禁止する。ドタキャンされても振替日をこちらから提案しない。空いた時間は相手用に取っておかず、友達や趣味の予定で先に埋めてしまう。待つ余白を物理的に消していくイメージですね。

別れの宣言は要りません。けじめをつけてから、気持ちの整理がついてから、なんて考えていると、ずるずる3か月延びるのが運営あるあるなので。連絡頻度を落とし、SNSをミュートして、まず2週間だけ離れてみる。信頼できる友達に、彼から連絡が来ても会わないと先に宣言しておくのも効きます。人は自分との約束より、人との約束のほうが破りにくい生き物なんですよね。

アヤさんもこのやり方でした。最初の2週間は禁断症状で地獄だったらしいけど、3週目のある朝、世界ってこんなに静かだったんだ、と泣けてきたそうです(泣)。

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この記事を書いた人

社会人イベントサークル『Lien -リアン-』

広告代理店勤務を経て、社会人コミュニティサークルを立ち上げ。現在は20代後半〜40代を中心に、年間50回以上のイベント(メンバーの誕生日会、花見、クルージング、クリスマス等)を主催。

これまで2000人以上の男女の「出会いの瞬間」を最前線で観察。単なるマッチングではなく、「コミュニティの中で愛される男の立ち回り」を独自に理論化。

社会人の恋愛は、テクニックより場と空気が9割
運営側だからこそ届く「女性メンバーからの本音のクレーム」や「絶賛の声」をベースにした、忖度なしの恋愛・コミュニケーション術を発信中。
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