手を繋いだあの夜から、頭から離れないんだよね。
ぎゅっと握り返してくれたその感触が、まだ手のひらに残ってる。思い出すたびにじわっと胸があたたかくなるのに、同時に何とも言えない息苦しさも湧いてくる。
あれって、どういう意味だったんだろう。
付き合ってない相手に恋人繋ぎをされたとき、その嬉しいけど苦しいという感覚は、本当によくある話だよ。社会人向けのイベントでも参加者からこういった相談を数えきれないほど受けてきた。この感情の正体と、男性の心理、そして次にとる行動を、現場で見てきたリアルな話を交えながら書いていく。
嬉しいのに苦しい、その感情の正体
このモヤモヤは、曖昧さの中に放り込まれた状態から生まれる。
好意かもしれない手の温もりを受け取った。でも確認する言葉はない。だから脳内でループが始まる。あれ、もしかして、いや待って、でも……って。
恋愛心理学では、不確かな報酬は確実な報酬より人を強く動機づけることが知られている。スロットマシンが人をやめられなくさせるのと似た原理で、もしかしたら好きなのかも、という可能性が人の感情を過剰に揺さぶってしまうんだよね。だから苦しいのは当たり前。あなたの感情がおかしいんじゃなく、ちゃんとした反応をしてるってこと。
ただ、その感情をずっと抱えながら何も動かないでいると、じわじわと消耗していく。これは確かだ。
加えて、こういった曖昧な関係に長く置かれると、自分の感情の判断に自信が持てなくなっていく。好きかもしれないけど、都合よく扱われてるかもしれない。その二つの可能性を同時に抱えていると、自分の気持ちすら信じられなくなる瞬間がある。
イベントで出会った参加者のSさん(27歳・女性)は、あの人のことを考えると嬉しさと不安が交互に来て、感情がジェットコースターみたいだったと話してくれた。大げさじゃなく、この状態に置かれた人間の典型的な感情の動き方をしてるんだよなぁ。
付き合ってないのに恋人繋ぎをする男の心理8パターン
男性が付き合っていない相手と手を繋ぐとき、そこには様々な心理が絡んでいる。イベント参加者から聞いてきたリアルな声と、現場での観察から整理すると、こんな心理に集約されるよ。
①告白する勇気がなくて言葉の代わりに使っている
好きだけど言えない男性は、スキンシップで気持ちを探ろうとする。拒否されなければ脈あるかも、という確認として使っている。恋愛経験が少ない男性や、過去に傷ついた経験がある男性に多いパターン。連絡を頻繁に取りに来る、あなたの話を真剣に聞く、といった行動がセットになることが多い。本命寄りの可能性は高め。
②雰囲気に流されただけ
夜のドライブとか、ちょっと暗い道を歩いてるとき。そういうシチュエーションが人をらしくない行動に走らせることは、本当にある。気持ちが伴っていない場合、後日に連絡がぷつっと途絶えたり、急によそよそしくなることが多い。あの手の温もりが嘘になる瞬間がくる。
③あなたをキープしている
これが一番しんどいパターンじゃんね。本命の女性へのアプローチが上手くいっていないとき、あるいは同時進行でほかの誰かを狙っているとき、つなぎとして心地よい関係を維持しようとする。手を繋ぐことであなたの感情に楔を打ち込んで、それ以上の要求を断ちにくくしている。
④ただ寂しかっただけ
恋人と別れたばかり、仕事のストレスが溜まっている、孤独感が強い時期……。こういうタイミングの男性は、感情的な隙間を埋めるように近くにいる女性に甘えてしまう。悪意はないかもしれないけど、巻き込まれるこちらは堪ったもんじゃないし、しかも本人は自覚していないことが多い。
⑤あなたを独占したい気持ちがある
同じ場にいる別の男性を牽制したい。あなたとほかの人が仲良くしているのが面白くない。そういう独占欲が表に出たとき、手を繋ぐという行動になる。ただし独占欲と真剣に付き合いたいという気持ちは別物で、嫉妬心だけで動いている男性も意外と多いよ。
⑥スキンシップが自然に多いタイプ
女友達とも割と気軽に手を繋いだりする人は、悪意なく恋人繋ぎをしてしまう。本人は大して意味がないつもりで、深読みするとこっちが消耗するだけになることも。こういうタイプかどうかは、ほかの人との接し方を見ると割と判断できる。
⑦責任は持ちたくないけど繋がりたい
彼女はいらない、でも孤独もいや。そういう矛盾した状態の男性が、中途半端な距離感の関係を心地よいと感じて維持しようとするパターン。本人も無意識なことが多い。直接聞くと、なんか付き合うのは違う気がしてとかふわっとした答えが返ってくる。
⑧本命で、そのうち告白しようとしている
ちゃんと好きで、タイミングを見計らっている状態。このパターンだと、手を繋ぐ以外にも連絡が続く、あなたの話をちゃんと聞く、将来の話が自然に出る、といった行動がセットでついてくることが多いのよ。
本命かキープか、現場で見てきた見分け方
イベントで出会った参加者のRさん(30代・女性)の話が、ずっと頭に残っている。
知り合って3ヶ月の男性に何度か恋人繋ぎをされて、付き合う一歩手前だと思ってたと話してくれた。でもある夜のイベントで、その男性が全然違う女性に同じように手を繋いでいる場面を目撃してしまった。
あの瞬間、脚から力が抜けた気がしたと笑って話してくれたけど、目が笑ってなかった。あれは本当につらそうだったなぁ。
だからこそ、早めに気づく視点を持っておいてほしい。
一番わかりやすいのは、LINEの温度感。手を繋いだ翌日、何もなかったかのように連絡がないか、内容が急に薄くなっているなら注意信号。本当に好きな相手には自分の好感情を積み重ねたくなるから、接触を絶やしたいとは思わない。
あなた以外の女性の話をどのくらいするかも、一つの指標になる。あの子がさ、○○ちゃんが、という話が自然に多い男性は、あなたを特別扱いしていない可能性が高い。逆に、あなたの前で他の女性の話をあまりしない男性は、こちらへの意識が無意識に働いてるんだよ。
デートの最後に次の約束をしようとするかどうか、これも大事。また行こう、次はどこがいい?と自然に次を見据える言葉が出てくるなら、あなたと時間を積み重ねたい気持ちの表れ。手を繋いでまた連絡するね、だけで終わる場合は、正直あまり期待しない方がいい。
意外と見落とされがちなのが、あなたの友人や家族の話を聞いてくるかどうか。あなた個人への関心がある男性は、あなたの周辺の人間関係にも自然に関心を向ける。仕事の話だけして、プライベートな深い部分を聞いてこない場合は、距離を縮めたい意図がないと考えてもいい。
あと、もう一つ。あなたが体調を崩したとき、困っているとき。つまりあなたにとって何のご利益もない状況のときに連絡してくるかどうか。楽しいときだけ現れる人は、楽しさを消費しているだけ。そこで出てくる人が、本当に気にかけている人だよ。
曖昧なまま放置すると起きること
告白して断られたらどうしよう、って気持ちは分かる。
はぁ…でもね。曖昧な関係を長く続けるほど、相手の中での自分の立ち位置が固まっていく。最初は流動的だったものが、時間とともにこの子は告白しなくてもいてくれるという認識に変わっていく。
3ヶ月と1年では、明らかに状況が違う。1年経ってから言い出せなかった分だけ、ずるずる感が積もっていくし。
自分が傷つくのを避けるために何も動かないでいると、待っている間にも感情は消耗する。傷つきたくないのに、毎日少しずつ削られていくというループ。そこに気づいている人は多い。しかもこのループが続くと、恋愛そのものへの自信が薄れていく。結局それが一番もったいないんだよ。
まず、相手の行動を2週間だけ意識してみる
いきなり告白しよう、とは言わない。まず、相手があなたをどんな存在として扱っているかを、1〜2週間くらい冷静に観察してみる。
上で挙げた視点を使いながら見ていく。あれ、やっぱり大事にされてるな、と感じるなら次のステップを考えていい。なんか扱いが雑だな、連絡こないな、と感じるなら、それ自体が答えになっている。
参加者のKさん(20代・女性)は、相手のLINEと行動を2週間だけ意識して観察した結果、ああ、私ちょっと軽く見られてたな、と気づいたと話してくれた。悲しかったけど、曖昧なまま半年続けるよりずっとよかったと。
傷ついても、答えが出た方が次へ動ける。答えのない消耗は、じわじわと自信ごと削っていくんだよね。

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