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付き合って1年でどんどん好きになる心理と不安の正体

付き合って1年、なのにまだこんなに好きなんだけど…

社会人イベサーで毎月いろんな恋愛のリアルが集まってくる。成就の報告、すれ違いの話、別れた後の近況。その中でも最近やたら多いのが、こんな相談だ。

「付き合って1年になるんですけど、なんか最近もっと好きになってる気がして…これって普通ですか?」

普通かって聞かれたら、羨ましいくらいだよと思いながら話を聞くんだけど、当の本人はどこか不安そうな顔をしてる。幸せそうなはずなのに、目がちょっとだけ揺れてる。好きが増えるって本来は喜ばしいことのはずなのに、なぜか足元がふわっとする。それがどんどん好きになる1年目の、正直なところだと思う。

なぜ1年で愛情は深まるのか

付き合いたてのころって、相手のことが好きというより「気になってしかたない」に近い状態じゃんね。ドキドキしてるのはほぼノルアドレナリンとドーパミンの仕業で、言ってしまえば脳が興奮してるだけ。恋愛初期の高揚感は、だいたい3〜6ヶ月で落ち着いてくるとされてる。

じゃあ1年経って、その高揚感が落ち着いたあとに何が残るか。

そこで初めて出てくるのが、オキシトシンとセロトニンを中心にした安心ベースの愛着だ。心理学では「コンパニオネイト・ラブ」と呼ばれることもある。情熱型の恋愛感情とは違って、じわじわと体に馴染んでいく感覚。急に来るんじゃなくて、ある日気がついたらそこにいる、みたいな。

この段階に入ったとき、どんどん好きになってると感じる人が多い。理由はシンプルで、相手の実像が見えてきてからもまだ好きだから。

付き合いたてのころは相手の理想の部分を好きなことが多い。1年経つと、少し不格好な部分も、疲れた顔も、言いにくいことも全部見えてくる。それでも一緒にいたいって思えるなら、それが本物の始まりなんだよね。キラキラしてたフィルターが外れてから出てくる好き、って言えばいいのかな。


なぜ好きになるほど怖くなるのか

うちのイベントで知り合って、1年後に報告に来てくれた参加者がいた。

付き合って8ヶ月ごろから、彼氏への気持ちが以前より強くなってきたと気づいた。でもそれと同時に、何かにつけて胸がきゅっとなるようになったって言ってた。彼からの返信が遅いだけで手元のスマホをずっと眺めてしまうし、予定がない日は会いに行きたくてたまらない。「なんか自分、やばいかも…」って笑いながら話してたけど、唇がちょっと震えてた。

好きが増えるほど怖くなる、これには明確な理由がある。

人は失えるものが多くなるほど、失う恐怖も大きくなる。心理学の愛着理論でいう「喪失への予期不安」に近い状態で、相手への依存度が上がれば上がるほど、その人がいなくなったときの想像上のダメージも大きく感じてしまう。

つまりどんどん好きになるほど怖くなるのは、感情がおかしいんじゃなくて、それだけ相手がかけがえない存在になってるということ。喪失感を先取りしてしまってる状態、と言い換えると少しわかりやすいかもしれない。

怖さは愛情の証明でもある。ちゃんと本気だから怖い。それだけの話なんだよなぁ。


好きすぎる自分は依存なのか

好きすぎる=依存、ではない。ただ、境界線は確かに存在する。

依存に傾いているときというのは、相手といないと何もできなかったり、相手の感情に自分の気分が完全に引っ張られたり、「嫌われたくなくて本音が言えない」状態が続いたりする。自分の軸がなくなって、相手を中心に自分の行動が決まっていく感じ。自分がどこかへ薄くなっていくような、不思議な居心地の悪さ。

一方で、健全に好きが深まっているときは、相手がいない時間にも自分の生活がちゃんと動いてる。一人の時間も好きだけど、会ったときに素直に「会いたかった」と言える。相手の変化を恐れずに楽しめる。

ざっくり言うと、自分を保ちながら好きでいられるかどうかが一つの目安よ。

うちのイベントで出会って結婚まで進んだカップルに話を聞くと、「お互いに飽きないんじゃなくて、お互いのことをまだ全部わかってないから飽きない」という話をよくする。1年で全部わかったと思ったら、それはたぶん思い込みで、本当はまだ知らない側面がたくさんある。好奇心が尽きないうちは、深まり続けるよねぇ。


どんどん好きになる人が陥りやすい3つのパターン

気持ちが深まること自体は何も問題ないんだけど、その熱量が誤作動を起こすことがある。現場で見ていると、だいたい同じパターンに引っかかってる。

まず一つ目が、期待値のインフレ。

相手のことが好きになればなるほど、「この人ならきっとこうしてくれる」という期待が無意識のうちに積み上がっていく。最初は「ありがとう」と思えてたことが、やがて当たり前になり、ちょっとしたことでがっかりするようになる。好きの量に、相手への要求水準がついてきてしまう状態。気づいたときには相手がしんどそうにしてた、なんて話、何度も聞いてきた。

次が、変わらないでほしいという無意識の圧力。

今の関係が心地よいから、このままでいたい。相手が新しい趣味を持ったり、仕事が忙しくなったり、友人関係が変わったりすると、なんとなく不安になる。変化を喜べなくなるのは愛情より執着に近くて、相手から見るとじわじわと息苦しさになっていく。

三つ目が、自分を二番手に置き続けること。

好きな相手のために何かしたい、という気持ちは自然だ。ただ、自分の予定より相手を優先し続けると、じわじわと自分の輪郭が薄くなっていく。それが続くと、ある日突然「わたし、なんで合わせてたんだろ…」という感情がせり上がってくる。ため込んだ空気が一気に噴き出す感じで、関係にひびが入ることもある。あのとき止めてあげればよかったなと思う話が、何件かある。


関係を豊かにする、好きとの付き合い方

どんどん好きになるという感覚を、止める必要はない。

ただ、好きが増えるほど、自分をちゃんと持ち続けることが同じくらい大事になってくる。

好きな気持ちを持ちながら、自分の時間も使う。相手に何かしてもらったときは素直に嬉しいと伝える。逆に、嫌だったことも小さいうちに言葉にする。感情を溜めないことが、関係の空気を澱ませない一番の方法だと現場で何度も確認してきた。

うちのイベントで知り合って今も付き合い続けているカップルに共通するのは、「相手に頼るんじゃなくて、相手のことを応援できてる」という感覚を持ってることが多い。相手が成長したり変わったりするのを、一緒に面白がれる関係。そういうカップルは1年経っても2年経っても、なんかいい感じにゆるやかに好きが続いてるよねぇ。特定の正解があるわけじゃないけど、見ていてそう感じる。


愛情表現のタイミングと温度差の話

好きが深まったとき、それを相手に伝えるかどうか迷う人も多い。

重くなるんじゃないか、引かれるんじゃないか。そういう不安が出てくるのは自然だけど、愛情を溜め込むのも考えものだ。言わなすぎて相手に伝わらなくなる、というパターンも現場では結構見てきた。

コツがあるとすれば、感情のまま一気に伝えようとしないことかな。「最近、あなたといる時間がすごく好きだ」とか「ここ最近ますます好きになってる気がする」とか、日常の流れの中でさらっと言える温度感がちょうどいい。大げさに宣言するんじゃなくて、会話のすき間にぽろっと落とす感じ。そのくらいのほうが、相手の胸にすっと入っていくことが多い。

温度差を感じたとき、一番やりがちなのが「もしかして冷めてきた?」と自問して不安を育ててしまうことだ。相手が静かなのは冷めたのではなく、単に疲れてるだけのことも多い。相手の感情の変化を全部自分への評価と結びつけると、消耗するだけだよ。


その不安は、愛情が本物だというサイン

どんどん好きになって不安になってるとき、胸の中がざわざわして落ち着かないとき。「こんなに好きで大丈夫なのかな」って自分を疑ってしまうことがある。

でもそれ、裏返すとすごくシンプルなことで、それだけ本気だということじゃんね。

好きになるのが怖いのは、失いたくないから。失いたくないのは、大切だから。ぐるっと回ってそこに戻ってくる。

1年付き合って、まだこんなに好きって、別に恥ずかしいことでも重いことでもない。正直言って、それをちゃんと感じられてること自体、かなり誠実な話だから。

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この記事を書いた人

社会人イベントサークル『Lien -リアン-』

広告代理店勤務を経て、社会人コミュニティサークルを立ち上げ。現在は20代後半〜40代を中心に、年間50回以上のイベント(メンバーの誕生日会、花見、クルージング、クリスマス等)を主催。

これまで2000人以上の男女の「出会いの瞬間」を最前線で観察。単なるマッチングではなく、「コミュニティの中で愛される男の立ち回り」を独自に理論化。

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