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鼻を触る女性の心理とは|会話・デートで分かる脈ありサイン

立食パーティーの隅っこ。グラスを片手にした男性が、向かいの女性をちらちらうかがっていた。彼女は話しながら、ときどき鼻先に指をすべらせる。これって照れてる…?脈アリってこと?

うちのサークルでは月に何度か交流会をひらいていて、こういう瞬間を数えきれないほど目にしてきた。鼻を触る仕草は、どんな意味があるのか。

目次

なぜ女性は鼻を触るのか

人は心がざわつくと、自分の顔にさわる。手で自分に触れて、気持ちをそっとなだめている。自己親密行動と呼ばれる反応で、赤ちゃんが安心したくて毛布を握るのと似ている。鼻は顔の中でいちばん前に突き出たパーツ。ぶつけたら最初に痛い場所だから、無意識に守りたくなる。恥ずかしさが走った瞬間、すっと手が伸びる。これは男女どっちにも起きること。

鼻と嘘を結びつける話も、よく聞くでしょ。嘘をつくと鼻のあたりの温度が変わる、というピノキオ効果と呼ばれた現象。ムズムズして思わずこすってしまう、と言われていた。ところが近年の研究では、逆に鼻の温度が下がるという報告もあって、そこまで単純じゃないらしい。鼻を触る=嘘、とも言い切れないわけ。恋愛でも理屈は同じ。ひとつの動きに、意味をひとつだけ貼りつけるのは、どだい無理がある。

好きな人を前にして、平常心でいられる人なんてそういない。気づかれたくない、でもよく見られたい。その綱引きが、そわそわした小さな動きにこぼれ出る。鼻に手がいくのは、その出口のひとつにすぎない。

鼻を触る=脈アリ、と決めつけた人の末路

ここで先走る人が、本当に多いのよ。

以前うちの交流会に来ていた、ケンタさんという30代前半の男性。気になっていた女性が会話中に何度も鼻へ触れるのを見て、これは脈アリだと確信したらしい。後日いきなり気持ちを伝えて、みごとに空振り。あんなにサインが出てたのに…!と、しばらく肩を落としていた。

あとで判明したのは、彼女、その日は鼻がムズムズしていただけ。花粉の真っ最中だったのよ。はぁ…身も蓋もない。

仕草ひとつを恋のサインと決めつけると、こういう事故が起きる。鼻に触れた回数を真剣に数えても、相手の本心は出てこない。見るべきは、ほかの動きとのセット。一本の糸をにらむんじゃなくて、布の編み目を見る感覚に近い。

こじれ方には、逆パターンもある。相手の仕草を読みすぎて、視線がだんだんねっとりしてくる男性。観察されている側は、当然そわそわするよね。落ち着かなくて、鼻にも手がいく。それを見た彼が、お、脈アリだ、とさらに前のめり。負のループのできあがり。相手の緊張を好意と取り違えると、距離はむしろ開いていく。怖いのは、本人がそれにまるで気づいていないこと。

会話中とデート中で、意味はこんなに変わる

同じ鼻タッチでも、どの場面で出たかで意味がまるで変わる。ここを飛ばすと、さっきのケンタさんルートまっしぐら。

会話の最中、目をそらしながら鼻をこすっているなら、緊張か、言い出せずに飲み込んでいる合図のことが多い。話にも乗ってこなくて、相づちが上の空。そうなると退屈の色がまじっている読みも出てくる。逆に、盛り上がっている話題のさなかに、ふっと鼻を隠す。これはまるで別物さ。

照れと隠し事は、出方がちがうのも面白いところ。照れのときは、動きが速い。なにか言われてドキッとした直後にさっと触って、口元がちょっとゆるむ。隠し事や気まずさのときは、もっと長くて、ねばっこい。視線も落ちて、笑みは出てこない。スピードと、目線と、口元。この三つを重ねると、ぐっと見分けやすくなる。

デート中はどうだろう。料理を待つあいだ、あなたが軽口を言った直後にさっと鼻を覆ったなら、照れがかなり濃い。ところが、店に入ってからずっと鼻まわりをいじりっぱなしで、視線もあちこち泳いでいるなら、居心地の悪さが勝っているのかも。まったく同じ動作なのに、行き先がこんなに分かれる。

場所も効いてくるんだよね。がやがやした店だと、緊張のサインなのか、ただ落ち着かないだけなのか、見分けがつきにくい。静かなカフェのほうが、仕草はくっきり浮かぶ。デートの序盤に鼻を触るのと、打ち解けた終盤に触るのとでも、意味の重さが変わる。最初のうちは、ほとんどが緊張。後半まで残るなら、そこには別の感情がいる。

人数でも景色が変わる。二人きりになった途端に鼻へ手がいくなら、あなたを意識して落ち着かない、という線がぐっと濃くなる。大勢の飲み会で誰に対してもやっているなら、それはただの癖。本命を見極めたいなら、自分と二人になった瞬間にその仕草が増えるかどうか。そこだけ静かに見ておくといい。

交流会のいいところは、ひとりの女性が一晩でいろんな男性と話す場面を、まるごと観察できること。だからこそ見えてくるものがある。さっきまで誰と話しても無反応だった人が、特定の相手のときだけ、急に鼻先や髪へ手がいく。声のトーンも半音上がる。この差は、けっこう正直なのよ。相手によって出たり消えたりする仕草こそ、本音の近くにある。ずっと触りっぱなしなら、それは体質か癖。誰かの前でだけ増えるなら、その誰かが特別なのかもしれない。

脈ありサインは、ひとつじゃなく群れで出る

脈アリかどうかを見たいなら、鼻の動きだけ抜き出さず、体の向きと会話の流れも一緒に拾う。

体ごとあなたを向いていて、足先までこっち。つま先の向きは本人もコントロールしていないから、わりと素直に出るパーツ。話がぽんぽん続いて、向こうから質問が飛んでくる。あなたの仕草を、なんとなく真似している。グラスに口をつけるタイミングが重なる、笑う間が合う。そこへ鼻や髪を触る小さな動きが乗っかってきたら、好意の確率はぐんと上がる。サインは単独では出ない。たいてい群れでやってくるんだよね。

タイミングも見逃せない。あなたが褒めた、あるいは少し踏み込んだ話をした、その直後にだけ鼻へ手がいくなら、ちゃんと反応している証拠。会話のどこで仕草が出るか。

うちのイベントで、実際にうまくいった人もいる。アヤさんという女性は、ある男性と話すときに限って、やたら鼻先を触っていた。緊張してたんですよね、あの人と話すの楽しくて。後日、本人がこっそり教えてくれた(笑)。彼のほうもそれに気づいて、無理に距離を詰めず、その日は連絡先だけ交換。数週間して二人で会って、いまも続いているらしい。

うまくいった理由は、はっきりしている。彼はサインを点で見なかった。鼻の動きだけで突っ走らず、会話の弾み方や、距離の縮まり方まで含めて、ゆっくり確かめた。

脈が薄いとき、勘違いしやすいとき

逆に、脈が薄いときの合図も知っておくと、いらない傷を負わずにすむ。

鼻に触れる回数は多いのに、目はほとんど合わない。返事は短い。体はなんとなく出口のほうを向いている。これがそろったら、残念ながら興味は薄め。鼻の動きが、退屈や、そろそろ帰りたい気持ちの裏返しになっている。

落とし穴は、もうひとつ。乾燥や鼻炎、メイク崩れの確認。これは恋愛と一ミリもつながっていない。冬場や花粉の季節は、この物理的な理由がどっと増える。だからこそ単独で判断すると、ケンタさんの二の舞になる。

ちなみに、自分が好きな人の前でつい鼻を触ってしまう、という人もいるよね。気持ちが顔に出やすいタイプ。隠しているつもりでも、案外もう伝わっている。でも、それって悪いことかな。緊張がにじむのは、本気の裏返しでもあるからさ。無理に消そうとしなくていいよね。

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