「ワガママボディって言われたんですけど、これって褒めてるんですか?」
イベント終わりに、そっと声をかけてきた女性がいた。少し眉をひそめて、スマホを握ったまま。笑ってるんだけど、目が笑いきれてなかった。その表情、今でも覚えてる。体型に関する言葉って、言った側がまったく悪気なくても、受け取る側にはドスンと落ちてくることがある。しかも恋愛絡みとなると、なおさら。
そもそもワガママボディって何なのか!
ワガママボディとはどんな体型なのか
ざっくり言ってしまえば、バストとヒップにボリュームがあり、ウエストがきゅっと引き締まっているメリハリ体型のこと。いわゆるボンキュッボンと呼ばれるシルエットが近い。
語源については諸説あるけど、「豊満」を「放漫」と変換・読み間違えたことから転じて「わがまま」になったとも言われている。バストやヒップが”わがままなくらい主張している”というニュアンスで使われるようになったという説もある。どちらが正しいかは正直曖昧なまま今に至ってる感じ。
注意しておきたいのは、男女で意味がまったく逆になることがある点。女性に使う場合はグラマラスでセクシーな体型という褒め文脈が強い。けど男性に使う場合は、引き締まってない・自己管理できていない、というネガティブな意味で使われることが多い。同じ言葉なのにここまでひっくり返るのは、ちょっと面白いっちゃ面白い。
「ワガママボディだね」と言われた瞬間の話
イベントで知り合ったAさん(28歳・会社員)が、ある夜こんな話をしてくれた。
合コンで、気になってた男性から「ワガママボディだよね」と言われたらしい。一瞬空気が止まったって。周りの女友達がざわっとして、その場が微妙な沈黙になった感じが今でも体に残ってると言ってた。
笑って「ありがとう」って返したものの、帰り道ずっとスマホで意味を調べ続けた。太ってるって言いたかったの?それとも褒め言葉?結局その夜は気持ちが落ち着かなかったって。
これ、すごくよくある話だと思う。言った側は「スタイルいいな」くらいの気持ちだったとしても、受け取る側には文脈がない。だからこそ判断に迷う。
言った男性の心理をリアルに読む
男性がワガママボディという言葉を使うとき、だいたい3パターンに分かれる。
一つ目は、純粋な称賛。「胸もヒップも豊かなのにウエストが細い、それってすごくない?」という素直な驚きと憧れが混じったやつ。グラビア的な文脈で憧れの体型をそのまま言葉にしてる感じ。
二つ目は、少し性的なニュアンスが滲んでいるケース。これが一番難しい。本人に悪意はないことが多いけど、相手の体を「見ている」という視線が言葉に乗っかってくる。褒め言葉ではあるけど、ちょっとドキッとする感じ、伝わるかな。
三つ目が、ただの知識不足。「なんかスタイルいいって言いたかった」くらいのぼんやりした語感で使ってるパターン。深く考えてない。
どれに当てはまるかは、その男性の普段の言葉遣いや関係性、言い方のトーンで変わってくる。一言で判断するのは難しいけど、その場の空気感って意外と体が先に感じてたりする。
ワガママボディは恋愛で有利なのか
イベントを運営して何年も参加者を見てきた経験から言うと、体型と恋愛の成功率って、思ってるほど直結しない。
もちろん第一印象に体型は関係する。それは否定しない。ただ、初回の会話で「この人と話してて楽しいな」って思った瞬間から、人間って体型よりも違うところを見始める。
ワガママボディな女性が恋愛で有利に働くのは、正直、出会いの瞬間の引力の部分。第一印象でパッと目に入りやすい、視線を集めやすいというのはある。海やプールのイベントだと特にそれが出るよねぇ。
でもそこから先、話してみたらなんか思ってた感じと違うになるか、やばい、もっと話したいになるかは、体型じゃなくて会話の中身と立ち振る舞いで決まっていく。
体目的で近づいてくる男性、見分けられる?
これ、ワガママボディの女性から一番多く聞く悩みかもしれない。
「体が好きなだけで近づいてきてるんじゃないか」という不安。それ、気持ち的にはすごくわかる。外見に対してアプローチされると、自分という人間を見てもらえてる感じがしにくくなる。
イベントの現場でよく観察してると、外見目的で動く男性には傾向がある。話の内容が体や見た目の話に偏る。「かわいいね」「スタイルいいね」で終わって、趣味や仕事の話に発展しない。あとは、距離の詰め方が妙に早い。
反対に、中身にちゃんと興味がある男性は、話を聞いたあとに質問を重ねてくる。その質問が外見じゃなくて、「それっておもしろそう、どんな感じなの?」みたいな方向に向かう。この差は、あのふわっとした空気感でわかることが多い。
Bさん(31歳)が教えてくれたエピソードも印象的だった。イベントで出会った男性に「ワガママボディだよね」と言われたとき、すかさず「でもそれより声が好き」と続いたらしい。その瞬間、胸の中がすっと軽くなったって。言葉のひとつが体じゃないところに向いていた、それだけで受け取り方がまるで変わったと。
ワガママボディへの女性のリアルな本音
意外と見落とされがちなのが、ワガママボディの女性たちのコンプレックス側の話。
「セクシーに見られるのが嫌で、夏でも薄手のカーディガンが手放せない」という女性もいる。「胸が大きいと知性が低く見られる気がして、職場で損してる気がする」って打ち明けてくれた人もいた。憧れられる体型だと思われてるのに、当人は毎朝服を選びながらため息をついてる、なんてこともある。
グラマラスな体型への憧れを持つ女性が4割程度という調査データもあるくらいで、残りの6割はスレンダーや華奢な体型に惹かれている。日本では特に小柄でキュートな体型が根強く人気がある。つまり、ワガママボディが絶対的なモテ体型というわけじゃない。
体型への評価って、人によってバラバラで、パートナーの好みによっても変わる。その多様性の中で「自分の体型はモテないんじゃないか」って悩むのは、本当は答えのない問いに消耗してる状態なんよね。
ワガママボディを恋愛の武器にできる人、できない人の違い
はっきり言ってしまうと、体型そのものが武器になるわけじゃない。
体型を武器にできている女性を観察していると、共通点がある。自分の体型に対して「そういうものだから」と受け入れていること。それ以上でも以下でもなく、ただそこにある、みたいなスタンス。
ビクビクしながら「見られてるかな」「どう思われてるかな」ってアンテナを張り続けている状態だと、かえって会話に集中できなくなる。相手もそのそわそわを感じ取る。
反対に、自分の体型をひとつの個性として自然に扱えている女性は、笑うときも堂々と笑う。それが伝わって、相手の側も自然体で話せるようになる。なんかこう、余白が生まれる感じ。
Cさん(26歳)はまさにそのタイプで、「ワガママボディって言われたとき、あー確かにそうかもね、って返したら笑いになって距離が縮まった」と言ってた。びっくりするくらいあっさり消化してて、むしろその軽やかさが魅力的に見えてた。
ワガママボディと言われたとき、実際どう返すか
状況によって返し方は変わってくるけど、一つ軸になる考え方を。
相手の意図が読めないときは、まず笑いに逃げていい。「それって褒め言葉として受け取っていいの?笑」くらいの軽いツッコミは、関係を壊さずに相手の真意を引き出せることがある。
気になってる相手なら、少し待って「どんなとこが?」って聞くのもあり。体の話に終始するか、「なんか華やかで目を引くんだよね」みたいな方向に展開するかで、その人の視点がわかってくる。
仕事関係や初対面の人に言われた場合は、無理に反応を返さなくていい。曖昧に流すのも立派な選択肢。全員に丁寧に対応しなくていいんじゃんって思う。

コメント