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好きと情の違い別れられない本当の理由と後悔しない決断の仕方


「好きなのか情なのか、もうわからなくて」

イベント終わりに、そうぽつりと打ち明けてくれた女性がいた。名前はAさん、32歳。付き合って4年の彼氏がいる。別れたいわけじゃない、でも好きとも言い切れない。そのグレーゾーンに、もう1年以上いるらしかった。

こういう話、運営側からするとほんとによく聞く。社会人イベントサークルを続けてきて気づくのは、恋愛に悩む人の多くが「浮気された」とか「喧嘩した」とかじゃなく、こういう曖昧になった状態で迷子になってるってこと。ドラマみたいな明確な問題があるわけじゃない。ただただ、自分の気持ちがわからなくなってる。

正直、最初は「それは倦怠期じゃないの?」くらいに思ってた。でも話を聞けば聞くほど、そんな単純じゃないことに気づいてきた。


目次

好きと情は、そもそも「別物」じゃない

好きと情は対立概念じゃない。

恋愛心理学の文脈でよく使われる愛着理論によると、人は長期的な関係の中で「情動的な絆」を形成していく。最初の「好き」はドーパミン主導の興奮状態に近い。一方、情はオキシトシンや記憶の積み重ねによって生まれる安心感や依存に近い感情。どちらが上とか下とかじゃなく、性質が違う。

問題は、その2つが混在してるときに「自分は本当に好きなのか」が判断できなくなること。

Aさんの話に戻ると、彼女はこう言ってた。「彼がいると安心するし、いなくなったら困る。でも、会いたくてドキドキするかって言われると…もう全然ない」。

その言葉を聞いた瞬間、ああ、これは典型的な「情はあるけど恋愛感情は薄れてる」パターンだと思った。ドキドキや会いたいという能動的な感情が消えて、「いることが当たり前」になってる状態。


今すぐ使える、自分の気持ちを確かめる10の問い

感情は直接聞いてもわからない。「好きですか?」って自分に問いかけても、脳は都合よく答えを出してくる。だから間接的に、行動や反応から逆算するほうが正確だ。

以下の問いに、できるだけ素直に答えてみてほしい。

1. 相手がいない時間、何を感じる? 寂しい、は情でも出る感情。でも「あの人と話したい」「声が聞きたい」という能動的な渇望があるかどうか。ただ空白が怖いだけなら、孤独への恐怖であって相手への好意とは別かもしれない。

2. 相手が別の人と幸せになったとして、本気で「よかった」と思える? 嫉妬は好きの証拠、と思いがちだけど、情がある相手に対しても嫉妬や拒否反応は起きる。問題は感情の種類じゃなく、「自分がいない世界でその人が笑ってる姿」を、自分の痛みなしに想像できるかどうか。

3. 相手の新しい一面を知ったとき、もっと知りたいと思う? 好きの感情には「もっと知りたい」という探索欲が含まれてる。情は「知ってる」安心感がベース。相手が何か話しても「ふーん」で終わるようになってたら、探索欲が消えてるサインかもしれない。

4. 一緒にいる時、自然と笑えてる? 義務的に楽しそうにしてることと、思わず笑ってしまうことは、身体の反応が全然違う。後者が最近ほとんどないなら、関係の質感が変わってきてる可能性がある。

5. この人との将来を「想像したい」と思う? 想像「できる」かどうかじゃなく、「したいか」どうか。義務的な未来像じゃなく、ワクワクを伴って未来を描けるか。

6. 喧嘩した後、仲直りしたいという気持ちが先に来る? 情のある関係でも仲直りはするけど、そのモチベーションが「相手ともっと分かり合いたい」なのか、「このぎこちない空気を終わらせたい」なのかで意味が変わる。

7. 相手の前で弱さを見せたいと思う? 好きな人の前では、ちゃんとした自分を見せたいけど、本当は弱いところも知ってほしいという矛盾した感情が生まれやすい。情だけになると、弱さを見せることへの動機が薄れることがある。

8. 仮に今夜この人と別れた場合、何を一番恐れる? 「この人を失う悲しさ」なのか、「一人になること」なのか、「これまでの時間を無駄にした感覚」なのか。その恐怖の中身が、今の感情の正体を映してることが多い。

9. 相手のことを、第三者に自慢したくなる? 好きな相手のことって、人に話したくなる。自然と顔がほころんで(あ、この人のことが好きなんだな)って自分でも気づくあの感覚。それが最近ない、あるいはどちらかといえば話題にしたくないなら、気持ちの温度が下がってるサインかもしれない。

10. 今すぐ連絡が来たら、スマホを手に取る速度は? これは論理じゃなく身体の反応の話。好きな人の通知が来たときの、あの胸の奥がわずかに上がる感覚。それが今もあるかどうか。


チェックして、どうだったろう。

全部に明確な答えが出ない人もいると思う。それはそれで正直な状態で、曖昧なまま保留していい部分もある。ただ、8割以上が「情っぽい」方向を示してたなら、もう少し自分の感情に向き合う価値があるかもしれない。


「情で付き合い続けること」への罪悪感、持たなくていい

Aさんは「情でいるのって、相手に対して失礼じゃないですか」とも言ってた。

その言葉、胸に刺さった。

情がある、って、決して冷たい話じゃない。4年間一緒にいた事実は本物で、そこで積み重なった感情は本物の絆だ。好きが薄れたからといって、その全部が嘘だったわけじゃない。

ただ、正直に言うと、情を「愛情の代替品」として使い続けることは、長期的に見て相手にも自分にもやさしくない。

別のイベント参加者、Bさん(28歳・男性)の話。7年付き合った彼女と別れを決めたのは、彼女の誕生日プレゼントを選んでいたときだったという。「何を買えばいいか、全然思いつかなかった。前は何時間でも考えられたのに。あのとき棚の前で立ち尽くして、(ああ、終わってるんだな)って気づいた」

手が止まって、何も選べなかった棚の前。彼が感じたのはきっと悲しさじゃなくて、もっと静かで重い何かだったと思う。

そこから別れを切り出すまで半年かかった。ためらった理由は情だったと彼は言う。「傷つけたくなかった。でも結果として、決断を先延ばしにするほど相手を傷つけてた」

これは多くのケースに当てはまる。


別れられない本当の理由は「情」じゃなかったりする

心理学には「サンクコスト効果」という考え方がある。すでに投じた時間やお金に引きずられて、今後の判断が歪む現象。「ここまで付き合ってきたのに」という感覚、まさにこれ。

情と、このサンクコスト効果と、孤独への恐怖が混ざり合ったとき、人は「別れたいのに別れられない」状態に入っていく。感情の糸が何本も絡まって、どれが本心かわからなくなる。

別れを決めた後、Bさんはこんなことも言ってた。「別れた翌日から、なんか軽かった。ずっと背中に重いもの背負ってたみたいな感覚が、すっとなくなった気がした」

もちろん悲しみも来た。でも、解放感もやってくるんだよね!

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この記事を書いた人

社会人イベントサークル『Lien -リアン-』

広告代理店勤務を経て、社会人コミュニティサークルを立ち上げ。現在は20代後半〜40代を中心に、年間50回以上のイベント(メンバーの誕生日会、花見、クルージング、クリスマス等)を主催。

これまで2000人以上の男女の「出会いの瞬間」を最前線で観察。単なるマッチングではなく、「コミュニティの中で愛される男の立ち回り」を独自に理論化。

社会人の恋愛は、テクニックより場と空気が9割
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