社会人サークルを運営していると、毎月のように「広告代理店に勤めてる女性と最近知り合って…」という相談が届く。実際にうちのイベントで広告代理店の女性と知り合い、交際に発展したカップルも何組か見ているし、逆に惨敗した人たちのパターンも嫌というほど観察してきた。
まず「広告代理店の女性」ってどんな人たちか
一口に広告代理店といっても、大手総合代理店からデジタル特化の中堅まで幅は広い。ただ共通しているのは、仕事の性質上、人を動かすことを日常的に考えているという点。
クライアントに企画を通すために言葉を選び、消費者の感情を動かすクリエイティブをつくり、数字で成果を説明する。そういう仕事を毎日繰り返している。
自然と、人を見る目が鋭くなる。
うちのイベントに参加してくれた広告代理店勤務の女性、Aさん(当時28歳)が面白いことを言っていた。「合コンって、プレゼンと同じ構造なんですよね。どう最初の印象をつくって、何を伝えて、相手にどう動いてもらうか。だから逆に、同じことやってる人がいると一発でわかるんです」
つまり、表面的な攻略テクニックは通用しない相手、ということ。
性格の傾向、現場で見えてきたこと
広告代理店で働く女性の性格は、大きく2タイプに分かれることが多い。
ひとつは、明るくて話が面白く、誰とでもすぐ打ち解けるタイプ。プレゼン慣れしているせいか、初対面でも間の取り方が自然でうまい。こういう人は合コンやイベントでも人気が出やすいんだけど、逆に「何考えてるかわからない」と言われることも多い。人を楽しませる技術が高すぎて、本音が見えにくい。
もうひとつは、外では落ち着いた印象なのに、仲良くなると急にテンションが上がるタイプ。クリエイティブ系の職種に多い印象で、感受性が豊かで趣味が深い。このタイプは信頼した相手にしか本音を見せないから、最初は近づきにくく感じられる。
どちらにしても、共通しているのは自立心が強いこと。
仕事で結果を出すことに慣れているし、自分の意見を持っている。だから「引っ張ってほしい」という依存型の恋愛よりも、対等に話せる関係を好む傾向がある。
忙しさの話、正直に言う
広告代理店の繁忙期は本当に容赦ない。
新年度前後、大型プレゼンの前、クライアントのキャンペーン時期。こういうタイミングは、文字通り消える。LINEの返信が24時間以上ない、突然の予定キャンセル、ランチすらまともに取れない日が続く。
うちのイベントで出会ったBさん(男性・29歳)は、広告代理店勤務の女性と交際が始まりかけた時期に、連絡が2日途絶えて「脈なしだと思って別の子に連絡した」という。
その女性は翌日、「ごめん、プレゼン前でまじで死んでた」と普通に返信してきたそうで。
…それで終わった、という話。
忙しさへの解像度の低さが、惜しいところで結果を分けることがある。繁忙期は基本的に連絡頻度が落ちると理解しておくだけで、かなり変わる。
付き合うと、実際どうなる?
交際が始まったあとの話。
うちのイベント経由で成立したカップルの中で、一番長続きしているCさん夫妻(今は結婚している)の話が参考になる。
Cさんの奥さんは当時、大手代理店でプランナーをしていた。夫のCさんはIT系の会社員で、特別お洒落でもなければ、トーク力が突出しているわけでもなかった。なのに彼女が選んだのはCさんだった。
理由を後から聞いたら、「仕事の話をした時に、ちゃんと興味を持って聞いてくれた。内容じゃなくて、私がどう感じてるかを聞いてくれたのが初めてだった」と言っていた。
付き合ってからも、彼女が深夜に帰宅した時に何も言わず温かい飲み物を用意していた、という話が出てきて、胸がぎゅっとなった。
広告代理店女性との交際は、サプライズやムードよりも、日常の安心感の積み重ねのほうが大事になってくる。刺激を与えようとするより、静かに横にいられるかどうか、そっちのほうが長期的には効いてくる。
嫉妬と浮気リスクの話、避けないで書く
「華やかな職場だから浮気が心配」という声、リアルによく聞く。
気持ちはわかる。クライアントとの食事、撮影現場、クリエイターとの打ち合わせ。確かに魅力的な人と関わる機会が多い職種ではある。
ただ、これは正直、業界の問題というより個人の問題だと思ってる。
うちのイベントで話してくれた広告代理店勤務のDさん(31歳女性)の言葉が刺さった。「職場に素敵な人がいることと、彼氏への気持ちは別の話。それを混同してくる男性には、ちょっと幻滅する」
疑いベースで接してくると、それ自体が信頼関係を壊す引き金になる。不安を抱えるのは当然として、それをそのままぶつけるのとうまく処理するのとでは、関係の質がまるで変わってくる。
アプローチの話。やっと本題
ここからが実践的な話。
広告代理店女性は、冒頭に書いた通り、人を動かすことに慣れている。だから「口説かれている」と察した瞬間に、少し壁をつくる人が多い。これはうちのイベントで何度も観察してきたパターン。
じゃあどうするか。
口説く方向性を変える。感情ではなく、知的な好奇心を刺激する方向に。
彼女の仕事内容に関心を持ち、具体的な質問ができると印象がガラッと変わる。「最近どんな仕事してるの」という雑な聞き方より、「企画って、クライアントと合意するの難しくない?」くらいのほうが、目の色が変わる。
うちのイベントで実際に交際に発展したEさん(男性・30歳)は、最初のトークで彼女の仕事の愚痴を聞いた時に「それ、クライアント側に伝え方の問題もあったんじゃない?」と少し踏み込んだ意見を言ったらしい。普通なら「大変だったね」で終わるところ。
その一言で、「この人、話せる」というスイッチが入ったと彼女が後から言っていた。
LINEと返信、リアルな話
返信が遅い。これは仕様だと思ってほしい。
忙しい時期は本当に見る余裕がない。ただ、好意がある場合は必ず返信はある。問題は「遅い」のではなく「返ってこない」かどうか。
LINEのやり取りで気をつけたいのは、圧をかけないこと。「最近連絡少ないね」「忙しいの?」という確認系のメッセージは、受け取る側にとって地味にプレッシャーになる。
返信がきた時に、テンポよく楽しい会話ができればそれで十分。むしろ「連絡来てうれしい、でも返信はゆっくりでいいよ」というスタンスが、一番差がつく。
実際にCさんがやっていたのも、まさにこれだった。追いLINEをしない。返ってきたら短くて楽しい返信をする。それだけ。
やってはいけないNG、3パターン
現場で見てきた、確実に引かれるパターンを書いておく。
仕事を下に見るような発言は致命的。「広告代理店って体育会系でしょ」「ノリで働いてる感じ?」みたいなことを冗談っぽく言う人が意外といる。本人は軽い気持ちでも、プロとして自分の仕事に誇りを持っている人には、ズンと刺さる。
次に、過度な束縛と確認。前述の通り、繁忙期の連絡頻度低下を「冷めたサイン」として捉えて詰め寄るのは逆効果。むしろ安心感を与えるタイミングで詰めてしまうと、一気に距離が開く。
そして、焦って関係を定義しようとすること。「俺たちって付き合ってるの?」という確認を急かすのは、特にこのタイプには響かない。関係がじわじわと育つのを待てる人のほうが、結果的に選ばれやすい。
選ばれる男の共通点、これに尽きる
長くなったけど、うちのイベントを通じて広告代理店女性と実際に付き合えた男性たちに共通していたことがある。
彼女の仕事を尊重していること。連絡に一喜一憂しないこと。自分自身の仕事や趣味に軸があること。
華やかな職場で毎日いろんな人と関わっている分、「この人はブレないな」という安心感が、特別感につながっていくんだと思うよ。

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