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仕事ができる女性はモテない?男性心理の本音と恋愛が疲れる理由

うちのイベントに、参加者からいつの間にかリーダーと呼ばれるようになった女性がいます。外資系メーカーで営業チームをまとめている33歳。初参加の日、受付でスタッフより先にテーブル配置の不備に気づいて、何も言わずに直してくれた人。頼もしいなんてもんじゃなかった。あの日、私は心の中で拍手してました。

その彼女が三次会のカウンターで、小さな声で言ったんです。

「私、隙がないって言われるんです。もう三人目」

笑いながら言ってたけど、グラスを持つ指に力が入ってて、背中がひやっとした瞬間でした。気の利いた返しが一つも出てこなくて、水を頼んでごまかしたのを今でも覚えてます。

仕事ができる女性、社会人サークルの現場で拾った男性側の本音と、恋愛が進んだ人と止まった人の違いを、見たままで書いていきます。

目次

男性が仕事ができる女性に抱く本音、現場で聞いた五つ

イベントの後、男性参加者と帰り道が一緒になると、驚くほど正直な話が出てきます。お酒の力もあるけど(笑)。

一番多いのが、自分にはもったいない、という自己完結型の撤退。IT企業勤めの29歳が、リーダーさんと二時間近く盛り上がったあと、連絡先も聞かずに帰りました。理由を聞いたら「あの人、俺なんか相手にしないでしょ」だってさ。本人に確認すらしてない!勝手に試合終了ですよ。

二つ目は、誘うタイミングが見つからない。仕事のトークが上手すぎて、会話が途切れないんですよね。途切れないから、じゃあ今度、の一言が差し込めない。これ、しょっちゅう聞きます。

三つ目、断られたときのダメージを想像して怖くなる。有能な人に断られると、自分の存在ごと否定された気になるらしくて。プライドがちくっと痛む前に逃げておく、という防衛。

四つ目は、素直に尊敬している。意外と多いんです、これが。ただ尊敬と恋愛感情のあいだに、透明な壁が一枚ある。壁の向こうで手を振ってはいるけど、こっちに来ていいのか分からない、みたいな距離感。

五つ目は少し切なくて、憧れているのに二人きりになると急に自分を盛る。年収とか、過去の実績とか。張り合いたいわけじゃない。釣り合いたいだけなんです、きっと。

五つ並べて気づいたことがあります。どれも、彼女の能力が嫌いだとは言ってない。話しているのは、自分がどう見られるかだけ。仕事ができる女性が恋愛対象から外れているんじゃなくて、男性のほうが自分から対象外の席に座っているんです。

好意が恋愛に変わるかどうかを分けていたのは、能力の高さより、近づいていいという合図が出ているかどうかでした。リーダーさんは初回の夜、話しかけてきた男性に笑顔で名刺を渡していました。彼女は歓迎のつもり。受け取った側は、あ、仕事の人だ、と一歩下がる。合図のつもりで、壁を積んでいたんですね。

恋愛がうまくいかない理由は、能力じゃなくて仕事モードの持ち込み

何が引っかかっているのか。現場で見えてきたのは、三つのパターンでした。

一つは、雑談が面接になること。リーダーさんが来た初日、隣の男性に「今の会社は何年目? この先どうしたいの?」と聞いていて。悪気はゼロ。むしろ興味があるから聞いている。聞かれた側はというと、評価されてる気分になって背筋が伸びちゃう。恋愛の入り口で、相手を緊張させちゃダメ、マジで。

もう一つは、気遣いが完璧すぎて、相手の出番を全部取ってしまうこと。飲み物のオーダー、取り皿、二軒目の予約。どれも先回りで済ませる。素晴らしいのに、横にいる男性は座っているだけの人になる。自分が役に立っているという実感。心理学でいう自己効力感に近い感覚です。これを男性は恋愛のなかでかなり強く求めます。出番がないと、居場所がないと錯覚する。

三つ目が、あの一言。俺がいなくても大丈夫でしょ。

サークルで知り合って一年付き合ったカップルが、この言葉で別れました。彼女は広告代理店のプランナーで、彼は公務員。彼女が仕事で潰れそうだった時期、彼に何も言わなかった。心配かけたくなかったから。(強い人ってこういうところで損するんだよなぁ)

別れた後、彼が言ってました。頼られなかったことが、いらないと言われたように聞こえたって。ズーンときますよね、これ。彼女は守ろうとしていたのに、彼には拒絶に見えた。

彼女も後になってこう言ってたんです。弱ってるところを見せたら、この人まで重くなる気がした、と。頼ることを、迷惑をかけることだと訳してしまっていた。仕事で身につけた翻訳が、恋愛では誤訳になる。

優しさが逆向きに届く瞬間って、たしかにある。

有能な人がちょっとしたミスをすると好感度が上がる、という古典的な心理実験があります。完璧なままだと尊敬で止まって、失敗や弱さが見えたところで初めて親近感に変わる。仕事ができる女性の恋愛に、そのまま当てはまる話で。能力を下げる必要はどこにもなくて、完璧の見せ方を少しだけ緩めればいい。

緩め方は、拍子抜けするほど小さくて済みます。リーダーさんが後日実践したのは、二軒目の店選びを相手に任せる、これだけでした。今日は店決めるの任せていい? の一言。その日、のちに付き合うことになる男性が三十分かけて店を探して、彼女は待っているあいだ何もしなかった。何もしないのが、あんなに難しいとは思わなかったそうです。それが彼はその夜、ようやく自分から次の約束を切り出した。出番を渡すと、人は動く。

男を立てろというアドバイスに、違和感を持っていい

ここまで読んで、結局は男を立てろってことね、と思った人。その違和感、正しいです。

自分を小さく見せるのは演技。相手に出番を渡すのは分担。演技は続かないし、続けたら自分がすり減る。わざと知らないふりをして相手を持ち上げていた女性が、三か月後に「もう疲れた」と参加をやめました(泣)。

疲れる理由ははっきりしていて、恋愛のたびに別人を用意しているから。日中フルで頭を使って、夜の二時間で違う自分を演じる。そりゃ持たないでしょ。

焦りもあるはず。同期の、仕事は普通だった子が先に結婚していく。イベントでも、あの子より私のほうがしっかりしてるのに、と言った人がいました。たぶんその子は、頼りなかったわけじゃなく、頼れる姿を恋愛の場に持ち込まなかっただけ。

だから見分けてほしいのは、小さくなることを求めてくる男性かどうか。見るべきは、あなたが仕事の話をしたときの反応。

リーダーさんが転職の話をしたとき、両脇に二人の男性がいました。一人は「へぇ、すごいね」で会話を切り上げて、天気の話に変えた。もう一人は「それって何が決め手だったの?」と身を乗り出した。数か月後、彼女が付き合ったのは質問してきたほう。話題を変えた男性は、彼女の仕事を自分への評価だと受け取っていた。乗り出した男性は、単純に楽しんでいた。

面白がってくれる人は、あなたを小さくさせない。逆に、あなたの話を聞くたびに自分のエピソードで上書きしてくる人は、付き合ったあともずっと上書きし続けます。そういう人と一緒にいると、家に帰ってからも会議が終わらないような疲れが残ります。

相性がよかった男性には、似たところが三つありました。自分の仕事に別軸の自信を持っている人。年下で、最初から上下を気にしていないタイプ。あとは、人の話に乗ってこられる人。同じ業界で同じ土俵にいる男性は、けっこう苦戦してました。比べる材料が多すぎるからさ。

変えなくていいのは、仕事への向き合い方、判断の速さ、人を引っ張る力。変えていいのは、恋愛の場面まで残らず自分で決めようとする癖だけ。能力ではなく、習慣の話だから。

仕事ができる女性を好きになった男性へ

突然ですが、ここからは男性側に向けて。イベントで一番もったいないのが、あなたたちなので(笑)。

まず、相手にされないという思い込みを捨ててください。彼女たちは待ってます。しかも待ち方が下手。誘われたいのに、誘いやすい雰囲気を作るのが苦手で、隙の代わりにビジネススマイルを差し出しちゃうタイプ。あなたが遠慮するほど、お互いに動けない時間が伸びるだけ。

彼女が男性に求めているのは、収入や能力の上下より、対等に話せること。もっと言うと、彼女の仕事ぶりを聞いて逃げない人。マウントもいらないし、卑下もいらない。普通に聞いて、普通に質問して、普通に自分の話もする。この普通が、案外むずかしい。

アプローチの入り口は、仕事以外の話題から。休日の過ごし方でも、最近ハマってる店でも何でもいい。仕事のことは、あとから彼女から話してくれます。それから小さな頼まれごとを作るのも手です。おすすめの本を教えて、で十分。頼る側も頼られる側も距離が縮まる。自己開示の返報性と呼ばれる知見と近い話です。頼みごとは、踏み込みの許可証になる。

職場の同僚や先輩に惹かれている場合は、順番を守ってほしい。仕事で頼る、を一回はさむ。企画の相談でも資料の作り方でもいい。そのあとで、仕事と関係ない話に移る。飲みに誘うのが先だと、彼女の頭の中で、この人は何を求めているんだろう、という警戒が前に出る。頼ってから誘うと、あ、この人は私をちゃんと見てる、に変わるんです。この二つが逆になっただけで結果が変わった組を、何度も見た。

脈ありのサインは、仕事の愚痴を言ってくるようになったら。できる女性ほど弱音を吐く相手を厳選するので、愚痴が出た時点で相当信頼されてます。返信が短くラフになるのも同じ。プライベートの予定を聞いてくるのも、精一杯の誘いだったりします。敬語が抜けたら、もう一歩踏み込んでいい。脈がないのは、いつまでも敬語で、質問が返ってこないとき。興味のない相手に時間を使うほど、暇じゃありません。

劣等感について、ひとつ話をさせてください。

うちのイベントで出会って結婚した組で、彼女の年収が彼の倍近いカップルがいます。彼は当初、年収差をめちゃくちゃ引きずってました。デートの支払いのたびに財布の前で固まって、(俺が出さなきゃ)って顔してるのが横から見ててもわかるくらい。

女性は自分より上を、男性は自分より下を。そういう上方婚の傾向は、昔から調査で指摘されてきました。現場を見ていると、その傾向どおりに動こうとする人ほど苦しそうに見えるけど。

彼が変わったきっかけは、彼女が仕事で倒れそうになった夜。まさかの行動でした。何も聞かずに家に行って…味噌汁を作ったんです。翌朝、彼女が泣いたそうで。私が欲しかったのはこれ、って。

収入の土俵で勝とうとする限り、勝ち目は薄い。けれど彼女が心から欲しがっていた席は、その土俵の上にはなかった。あの時、彼は財布じゃなくて鍋を選んだ。あれ以上に賢い判断を、私はまだ見たことがない。

対等でいられる関係に、共通していたこと

これまで見てきた中で、仕事ができる女性の恋愛が長く続いた組み合わせを振り返ると、共通点は一つだけでした。お互いが、相手の得意分野で迷わず頼っていたこと。

彼女は仕事の判断が速い。彼は人の疲れに気づくのが早い。役割が上下ではなく横に並んでいる。それだけです。

リーダーさんは今、決め手を聞いた彼と同棲しています。この前のイベントで、彼女が受付の不備に気づいて直そうとしたら、彼が先にテープを持って走ってきたんですよ!そのとき彼女が見せた顔は、あの夜カウンターで見た笑顔とは別物でした。

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