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さらっと好きと言う男の心理|本気の見分け方と返し方

先月のワイン会、片づけの時間でした。 グラスを拭いてくれていた参加者の女性が、ぽつりと言うんです。

「昨日さ、飲み友達にさらっと好きって言われたんだよね」

うれしそうな顔。なのに次の瞬間、眉が寄る。 本気なのか、ノリなのか。 突然の一言をどこに置けばいいのか分からないまま、丸一日スマホを握って過ごしたらしい。

(そりゃ気になるよなぁ…)

社会人向けのイベントでこの手の相談、年に何件も聞きます。 言われた本人が一番困っているのは、意味が分からないことじゃない。 うれしいのに素直に喜べない、その居心地の悪さなんですよね。

目次

さらっと好きと言う男の心理

軽い言い方イコール軽い気持ち、とは限らないんです。 現場で会ってきた男性たちを並べると、3つの顔に分かれます。

本気だからこそ、軽く言ってしまう男

去年の秋、登山イベントに来ていた30代前半の男性がいました。 下山のあと、参加者の女性に向かって「なんか、好きだわ」って、靴の泥を落としながら。 女性は笑って流したし、私も横目で見ていました。(軽いなぁ…) ところが数日後、その彼から反省会と称した相談LINEが届いた(笑)

ちゃんと言う勇気がなくて、冗談に逃げました、と。 本気の告白は、断られたら痛い。 温度をわざと下げておけば、断られても笑い話にできる。 損をしたくない気持ちが先に立つ、心理学でいうリスク回避そのものですね。 彼らは言ったあと、相手の表情を異様に細かく見ています。 反応を探って、次の一手を決めたいんです。 ちなみにあのふたり、翌月のイベントに揃って来ました。 (何も言うまい)

口癖のように配ってしまう男

真逆のタイプもいます。 夏のBBQで、ひと晩に3人の女性へ好きを配った男性がいました。 まさか翌週の交流会で、女性たちが答え合わせをするなんて(泣) 本人に悪気はゼロ。 むしろ全員と仲良くなれて上機嫌だったし。

好きの二文字が、試食コーナーの爪楊枝みたいに気軽な単位になっているだけ。 場を盛り上げたい、相手を喜ばせたい、酔って気が大きくなった。 そんな時にぽろっと出る。 このタイプの好きは、次の日に本人が覚えていないことも珍しくないです。

言葉だけ先に出して、動かない男

いちばん厄介なのがここ。 好きとは言うけれど、付き合おうとは言わない男性です。 半年前、うちの常連の女性が相談に来ました。 好きだよ、会いたい、と週に何度も言われるのに、休日の予定はいつも彼の都合待ち。 3ヶ月経っても関係に名前がつかない。 はぁ…って、聞いているこっちがため息でした。 (それって、ずるくない?)

彼のなかで、好きと付き合うは別々の引き出しに入っているんだよね。 責任を負わずに、好かれている心地よさだけ受け取れる状態。 それを無意識に長引かせている人もいれば、単純に自信がなくて踏み込めないだけの人もいます。 どっちなのかは、言葉をいくら聞き直しても分かりません。

職場や友達関係だと、冗談の皮が厚くなる

飲み友達や同僚から言われた場合、話はもう一段ややこしくなります。 関係を壊したくないから、本気でも冗談の皮をかぶせる。 断られても翌日ふつうに顔を合わせられる言い方を、無意識に選んでいるわけです。 うちのサークルにも、同じ班で半年一緒だった男女がいました。

彼はずっと、好きだよーと語尾を伸ばして茶化すだけ。 彼女は冗談だと決めつけていたし、私にもそう見えていた。 ところが彼女に別の男性が近づいた途端、彼の顔色が変わりまして。 あの時のそわそわした横顔、今でも覚えています。 冗談の皮が厚い人ほど、失いそうな場面で本音が漏れる。 逆に、失いそうな場面でも平気な顔をしている人は、皮の中身まで冗談だった可能性が高いでしょ。

本気か遊びかは、言われたあとの2週間に出る

言葉の温度で判断しようとすると、たいてい外します。 見るべきは、言葉の外側。 そのあと彼が、何に時間と手間を使ったかです。

昼に誘われるか、夜に呼ばれるか

うちのイベント発のカップルを何組も見てきました。 本気の男性に共通していたのは、誘いの時間帯が昼に寄ること。 ランチ、カフェ、休日の散歩。 自分の生活の真ん中に相手を入れようとするから、自然と明るい時間になる。 連絡が来るのは金曜の夜だけ、しかも今どこ?の一言から始まる相手だと、話は変わります。 好きの言葉がいくら重なっても、扱いは軽いまま。 予定を合わせに来るかどうかも、分かりやすいサイン。 いつ空いてる?と聞いてくる人は、あなたの都合を優先する気がある人ですね。

覚えているか、人前で変わらないか

記憶の話も、私は必ず聞きます。 前に話した好きな食べ物、仕事の愚痴、来月の予定。 本気の人は、こちらが忘れているような小さな話を拾って、次の誘いに混ぜてきます。 あの店行きたいって言ってたよね、の一言が出るか。 それと、人前での態度。

二人の時だけ好きを連発して、サークルの飲み会では目も合わせない男性は、身内に見せられない関係だと自分で認めているようなもの。 お金の使い方もそう。 高いものを奢るかではなく、事前に店を調べて予約を入れているかを見ます。 手間をかけた形跡があるか、そこに本気度がにじみます。

名前のない関係に、期限をつける

2週間。 相談されたときに、私がいつも提案している観察期間です。 好きと言われた日から2週間、彼の行動だけをノートに書いてみる。 書くのは、ここまでに挙げたことだけでいい。 文字にすると、ふわっとした期待がすーっと冷めていくことがあります。

書き出してみたら意外と誠実だった、なんてこともある。 何も変わらないまま2週間が過ぎたなら、その好きは言葉だけだったと判断していい。 冷たいようだけど、宙ぶらりんのまま半年を溶かした女性を何人も知っています。 だからここは、はっきり言います。

さらっと好きと言われた時の返し方

ここで返事を間違える人、めちゃくちゃ多いです。 間違えると言っても、失礼をするわけじゃない。 軽く投げられた球を、両手で大事に受け取ってしまうんですよ。 自己開示には返報性があって、相手が浅く開いたなら、こちらも同じ深さで返すと釣り合う。 深く返した瞬間、重さを背負うのは自分になります。

対面なら、同じ温度で打ち返す

軽く言われたら、軽く返す。 主導権を相手に渡さないための基本です。 「はいはい、ありがとね」 「それ、何人目?」と笑いながら。 「急にどうしたの笑」 どれも、うちの女性参加者が実際に使った返しで、そのあとの流れはこんな感じでした。

彼が、なんか俺、君のこと好きかも。 彼女が、はいはい、ありがとね。 彼が、いや、わりと本気なんだけど。 ここで初めて、彼の声が半音下がった。 本気の人は、軽く流されると焦って言い直してくる。 ノリの人は、そのまま笑って終わり。 返し方ひとつが、ふるいになる。

LINEなら、文字で重くしない

LINEで好きと送られてきた時に、長文で気持ちを返すのはやめておきましょう。 文字は温度が残る。 翌朝読み返して恥ずかしくなるのは、だいたい返した側です(泣)

「いきなり何笑」 「それ、今度会った時に本人の口から聞きたいな」

このくらいがちょうどいい。 特に二つ目は会う約束に変えられるので、相談者に勧めることが多いです。 会おうと言って予定が決まらない相手なら、そこで答え出てるじゃん、って話。

酔った席や、みんなの前で言われた時

飲み会の締めに、周りが見ている中で好きと言われるパターン。 その場では真に受けないのが正解です。 周囲が盛り上がるほど本人も引っ込みがつかなくなって、言葉が勝手に大きくなる。 翌日、素面の彼から何か連絡があるか。 見るのはそこだけ。

去年の忘年会で、酔った男性が女性参加者に告白まがいのことをして、翌朝に丁寧な謝罪LINEを送ってきたことがありました。 その2週間後、今度は素面でランチに誘っていたので、あれは酔いを借りた本気だったんでしょうね。 翌日まるでなかったことにする人は、本人の中でもなかったことになっています。 周りに乗せられて、うれしいと返す必要はないし。 にやっと笑って、明日も同じこと言えたら考える、で十分。

気持ち別の返しと、やりがちなNG

自分も好きなら、「私も好きだよ、たぶん君より」と少し上から乗っかる。 まだ分からないなら、「うれしい、けどその言い方だと信じきれないな」と飾らずに。 脈がないなら、「ありがとう、友達としてめっちゃ好き」で線を引く。 三つとも相手を傷つけずに、自分の位置を守れる言い方です。

やってしまいがちなのが、即答の「私も!」。 本気度を確かめる前に飛びつくと、彼が動かなかった時に自分だけが取り残されます。 (あの時、私だけ本気だったの…?)

この独り言を、去年だけで何度聞いたか。 もう一つのNGは、冷たく突き放すこと。 照れ隠しで言った男性は、一度冷たくされると二度と口にしません。 軽く流すのと、冷たく切るのは別物。 直接確かめたい時は、それ本気で言ってる?を笑い混じりで。 真面目な顔で聞くと相手が構えるので、答えが濁ります。

彼氏がさらっと好きと言うとき、軽く感じる理由

付き合っているのに、彼の好きが軽い。 おはようと同じ重さで飛んでくる。 これで悩む女性、うちのサークル発のカップルにも普通にいます。

受け取り方が悪いわけじゃない

イベントで出会って付き合った、ある女性の話。 彼が毎朝LINEで好きだよと送ってくるのに、なぜか胸に残らないらしくて。 理由を聞いていくと、彼女にとって好きは、年に数回しか出さない大事な言葉だった。 彼にとっては、元気?と同じ挨拶の棚に入っている。 愛情の伝え方には、人ごとに得意な回路がある。 カウンセリングでもよく出てくる考え方です。

彼と彼女は、言葉に載せる重さの単位が違うだけ。 気持ちの量が違うわけじゃない。 頻繁に言う彼氏は、関係に安心しているから気楽に口にできる。 緊張していた頃は、むしろ言えなかったはず。 最初に会った日の彼を知っている私からすると、今の軽さは、うまくいっている証拠に見えます。

本当に気持ちが薄いなら、言葉以外が止まる

とはいえ、軽さがそのまま薄さになっているケースも確かにある。 好きとは言うのに、次の予定を入れようとしない。 目を見ないで、スマホを見ながら言う。 なんで好きなの?と聞いても、なんとなく、で終わる。 全部揃ったら、言葉だけが先に空回りしている状態です。 好きを軽く言いつつ、あなたの体調の変化に先に気づく彼氏なら、心配はいらないでしょ。 言葉より、気づく力のほうがよっぽど嘘をつかないし。

言葉以外の好きを、数えてみる

軽い好きに引っかかっている時は、言葉以外の好きが目に入らなくなっています。 帰り道に車道側を歩く。 あなたが疲れている日は、返信を急かさない。 好きな飲み物を、聞かずに買ってきてくれる。 長く続いている組を見ていると、こういう無言の好きが会話の下にたっぷり敷かれているんですよね。

一週間だけ、彼の言葉以外の好きを数えてみてください。 指を折るのが追いつかなくなるなら、あなたはとっくに大事にされている。 ゼロに近いなら、軽さの正体は言葉じゃなくて気持ちのほう。 落ち込む前に、数えるところまでやってみてほしい。

もっとちゃんと言ってほしい時の伝え方

不満をぶつけるより、注文を出すほうがうまくいきます。 さっきの女性が彼に頼んだのは、たまには真顔で、目を見て言ってほしいな、というリクエストでした。 彼は目を丸くして、その場で言い直したそうです。 照れて噛んだらしいけど(笑)

それ以来、朝の好きは相変わらず軽いまま、週に一度くらい重いほうも届くようになったとのこと。 軽い好きを直させるんじゃなく、重い好きを別枠で足してもらう。 これなら彼のやり方を否定しないので、相手も素直に動けますよ。

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